坂本龍太朗のワルシャワ通信(3月21日〜4月2日)

3月21日
祝われるのが苦手なのであえて今出します。
先月誕生日があり、ウクライナの子どもたちがびっくりでパーティーをしてくれました。
避難所の飾り付けも手が込んでいて驚きました。

https://amzn.to/3IBZm8B

•誕生日
•リヴィウ州にある小学校から届いたもの。
•それぞれの味のお菓子に想いが籠ったメッセージが添えられている。
•どこにも公開していないのに、どこから私の誕生日を知ったのか不思議にもなる。
•誕生日、その③
•ウクライナから来ている避難民のお母さんが私が大好きなメレンゲケーキを作ってくれました。
•みんなで食べるとあっと言うになくなります。

3月22日

•筆を使ったウクライナ支援第14弾「カワセミ」
•同時にウクライナの支援会議。
•今ウクライナで緊急に必要なものはおむつ(乳児及び高齢者)、女性用生理用品、食料、牛乳(ウクライナではとても高くなっている)など。
•今週末の搬入までにできるだけ確保したい。

3月23日

•最近は牛乳を搬入することが増えてきた。
•ウクライナ国内で品不足以上に物価の高騰が理由で、ポーランドから送ってほしいという要請が増えている。
•支援物資の内容を見れば、ウクライナのインフレ状況が大部分把握出来てしまう。

3月24日

•支援物資として要請があったタイヤ4つ。
•ウクライナでは昼夜を問わず物資や人を運び続けている車はあっという間にタイヤがすり減っていく。
•搬入日まで、子どもたちにとってはおもちゃとして使ってもらう。

3月25日

•ウクライナへの搬入日。
•今日で子どもたちとたくさん遊んでくれたこのタイヤともお別れ。
•上に乗ったり入ったり、並べて飛び移ったり、こんなに楽しいなら誕生日にタイヤを買ってあげようかとも思ってしまう。
•タイヤと同時に運び込む様々なダンボール。
•女性用生理用品も多いが、ナプキンは男性が使うこともある。
•凍傷から足の指を守るため、靴に中に入れるのだ。
•今回、ナプキンだけで3500枚搬入する。

3月26日

•先程ウクライナ入りした医療支援物資、発電機、食料など。
•バンへの詰め込みは子どもたちの仕事。
•パソコンなど貴重な電子機器を運んできた子どもたち。
•支援の手伝いも慣れたもの。
•こうして私の倉庫にも運動できる場所ができる。
•「平和を待たない」この13ヶ月、常にこれをモットーに支援活動に従事してきた。
•今まで世界のどこかであった戦争は何もしなくても、待っていればいずれ終わった。
•今回は決して待たない。
•そし今日も筆を握る。支援墨絵第15弾「シマウマ」

3月27日

以前ウクライナに送った救急車、活躍しとても役に立っているとの知らせあり。

同時にまだまだ救急車がウクライナでは必要とのこと。

まずは1台、近いうちに購入できるよう支援書籍を引き続きどうぞよろしくお願いします(↓)

https://amzn.to/3IBZm8B

3月28日

•今までにウクライナからいただいた切手。
•ヘルソン解放後にはヘルソンの名産物スイカの切手も出ている。
•早くマリウポリやせベロドネツクの切手が見たい。

3月29日

•4月2日までの日程で、長野県小布施町立図書館にてウクライナの子どもたちによる全国巡回絵画展開催中です。
•新たに届いた作品も追加で展示されており、新たな魅力を感じていただけると思います。
•お近くの方、ぜひ絵画と向き合い会話していただければと思います。

3月30日

•搬入物資。日用品の需要が全く衰えない。
•消耗品であるため今後も必要になる。
•ポーランドでは多くの避難所が閉鎖され忘れてしまいがちだが、ウクライナでは未だに避難所生活を送っている人が多い事実は変わらない。
•隣国にいて、忘れることは許されない。

3月31日

•搬入前の寝袋30部。
•調べるとキーウは朝8時現在でも零下であり、私がいるポーランドの村も日中はプラスになるがまだまだ寒い。
•そのため今回送る寝袋も全て冬用。
•ウクライナから届いた絵とメッセージ。
•子どもたちは日本語でも書いてくれている。
•戦争を通して知り合ったこの子どもたちとは、戦後も交流を続けていきたいと思う。

4月1日

•支援を続けているウクライナ国内の子どもたち。
•今回届いたのは防寒具となる帽子など。
•侵略もそして支援も一年以上続いているがまだまだ私たち支援者にできることはある。
•最初に限界に達するのは侵略であるべきで、支援であっていいわけがない。

4月2日

•上空での軍事演習を見ることもなくなった。
•ニュースも減った。
•私がいた避難所も去年とは全く様子が異なる。
•戦争当事者の状況に関わらず周りの環境は否応がなしに変わっていくことに未だに慣れることができないほど、去年の印象は強烈だった。
•日曜日にも関わらず、日本からの国際送金手続きが3分で終わり、こちらの口座に入ることにとても驚く。このIT技術がいかに迅速な支援を可能にしていることか。
•参考までに、基本的に100万円ごと日本から送金しているので表示額はポーランド通貨のそれに相当する額。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です