坂本龍太朗のワルシャワ通信(5月15日〜5月21日)
5月15日
ウクライナで売られているアゾフスターリ製鉄所で侵略前最後に生産された鉄から作られたブレスレット。
ポーランドにいる避難民のウクライナに残る旦那さんからいただく。
今ではすでに売り切れで手に入れることはとても難しい。
それもそのはず、アゾフスターリ製鉄所は今でもロシアの占領下にあるためだ。
5月16日
•UA FUTURE代表の友人がウクライナに支援博物館を作るにあたり日本関係のものがほしいとのこと。
•墨絵を十数点や日章旗などを贈呈。
•数ある協力の中で、現在彼とは避難所10箇所の修繕工事を進めている。
•次なる協力は、ウクライナ国内の孤児院に対する支援だ。
•彼ほどウクライナ支援でハンドルを握っている男はいない。
•今までの総運転距離は42万kmと地球10周分を超える。
•同志ピョートルはUA FUTUREという組織を立ち上げ、今まで何度も協力してきた。
•今回はウクライナの子どもたちのための支援物資を車両1つ分運んでもらう。
5月17日
•9台目となる車両を、今回はウクライナ国内で購入。
•こちらも民間人避難のためにウクライナ東部に投入する。
•写真からも分かるように車椅子の方もそのまま乗せて避難させられる車両で、養護学校などでよく使われている送迎車両に近い。
•ウクライナ国内で買うことで、税関処理など大量の作業が省ける。
5月18日
•ソーラーパネル付きパワーバンク。1台10万円弱。
•高いが、これがあれば電気がなくても冷蔵庫も使えるようになる。
•今後暖かくなってくると食品の衛生上の問題が出てくる。
•冬は冬で電気が必要だが、夏は夏で別の目的のため電力の安定供給は生きていくために欠かせない。
5月19日
•ウクライナの小学校に送る支援物資。
•左からサッカーボール(ミニサイズ 前回買った10個とは別)、バレーボール、テニスボールとラケット、バスケットボール、そして私が持っているのは30リットル入る保温給水ボトル。
•左下にあるのは巨大なパズルマット。
5月20日
•支援仲間のピョートル(UA FUTURE基金として普段ウクライナ国内で活躍)に、高齢者用のおむつを車一台分、ハリキウで支援を続けている土子文則さんまで届けてもらった。
•報告として届いた写真を見て、涙が出るが、その理由が分からない。
•嬉しいのか悲しいのか、それとも土子さんの姿に感動しているからか。
5月21日
•支援を続けているウクライナ国内の避難所にいる子どもたち。
•そういえば、ポーランド同様ウクライナも6月1日が子どもの日。
•この前のクリスマスにはお菓子セットをみんなに届けたが、子どもの日はどうしたものか。
•どうすれば彼らを笑顔にできるのかをよく考えている。