友が戦死しました

友が戦死しました。数日前ヘルソン州でロシア軍のミサイル攻撃で殺されました。
彼は正義感の強い2児のお父さんで、私と同い年でした。私が支援で最初に購入した日産を運転し、物資を運び、民間人を避難させ、家族を守るため最後まで戦いました。最後に電話で交わした約束を彼は果たしてくれませんでした。
必要ないと言っても何度も感謝を口にする彼に対し、感謝したければ戦争が終わったらポーランドまで来て、私に直接言うまで死なないこと。それが最後に交わした約束でした。

写真は彼が私に託した軍服のワッペンです。お父さんから軍人になった彼にとって、これ以上ないとても大切なもの。戦場で支援もしながら常に身につけているべきもの。戦後、これを彼が取りに来ることを期待していましたが、遺品になってしまいました。
彼はいませんが、今後も私は戦い続けます。でなければ彼が残した子どもたち、家族や兄弟、そして命をかけて求めたウクライナの平和は実現できません。今までは一緒に頑張ってきましたが、これからはその意志を引き継いでいくしかありません。

最後に、ロシアが憎くて憎くて仕方ありません。彼の人生だけではなく、彼の家族や残された子供達の悲しみは私の比ではありません。この怒りを、悲しみをどこにぶつけていいのか分かりませんが、いつか彼の墓前でウクライナの平和実現を報告することが目標の1つに加わってしまいました。

10月1日(坂本龍太朗)

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