支援疲れ+戦争慣れ(「ワルシャワ通信」より)
先日1部だけ出演した「日曜報道 THE PRIME」です。この番組でも「支援疲れ」が強調されていますし、それは事実かつ深刻です。一方で「戦争慣れ」という言葉もよく聞きます。最近、この2つを考えながら頭がこんがらがった後、「支援慣れ」が今後目標としていくことではないかと思いつきました。最初の数ヶ月は溺れて息ができないような支援でした。しかし今、支援は続けていますが仲間も増え、支援のノウハウも掴めてきましたし、ウクライナ搬入ルートや手段、そしてニーズ把握方法なども確立されてきました。
今後はこの6ヶ月で築いてきたネットワークを保ち続けること、つまり「支援慣れ」をしていくことが必要になってくるかもしれません。支援慣れと言えば聞こえはいいですが、これは「大変な支援が日常化している」というのが現実です。私は小中高と柔道をやってきました。大変な稽古も冬の氷のような畳も、初めはとても大変ですが練習を繰り返せばその辛さがいつしか当たり前になっていきます。マラソンも、最初の1キロは結構リズム作りが大変ですが、その後はある程度ペースに乗っていけるようになります。支援もそれと同じような慣れに持って行ければ長続きすると思います。