夏目 漱石著
A5判 328ページ 並製
価格 3,500円+税
ISBN978-4-86251-428-8
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シリーズ第3巻『こころ』は、夏目漱石の長編小説。漱石の代表作の一つ。「上 先生と私」「中 両親と私」「下 先生と遺書」の三部構成となっている。1巻は、「上 先生と私」「中 両親と私」を大活字、読み仮名付きで収載している。学生だった私が、鎌倉の海岸で一人の男性と知り合う。その男性を〝先生〟と慕うが、なかなか先生はこころを開いてくれない。ある日、私が故郷に帰省中、一通の封書が届く・・・。エゴイズムと人間の心の機微が丁寧に描かれ、今でも多くの人々に読み継がれている名作。
目次
上 先生と私
一
二
三
四
五
六
七
八
九
十
十一
十二
十三
十四
十五
十六
十七
十八
十九
二十
二十一
二十二
二十三
二十四
二十五
二十六
二十七
二十八
二十九
三十
三十一
三十二
三十三
三十四
三十五
三十六
中 両親と私
一
二
三
四
五
六
七
八
九
十
十一
十二
十三
十四
十五
十六
十七
十八
著者プロフィール
夏目 漱石 (ナツメ ソウセキ)
1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。