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森 鷗外 著
A5判 280ページ
価格3,500円+税
ISBN978-4-86251-473-8

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シリーズ第3巻「山椒大夫」は、表題作のほか、「阿部一族」「最後の一句」「興津弥五右衛門の遺書」の4篇を収載。「山椒大夫」は、説話「さんせう太夫」をもとにした森鷗外の短編小説で、鷗外の代表作の一つともいわれている。「阿部一族」「興津弥五右衛門の遺書」は、鷗外の歴史小説で、当時の世相を反映した作品である。何れの作品も、原作や史実と異なる展開を見せた作品となっている。

目次

山椒大夫
阿部一族
最後の一句
興津弥五右衛門の遺書

著者プロフィール

森 鷗外 (モリ オウガイ)
文久2(1862)―大正11(1922)。石見国津和野(現:島根県津和野町)出身。明治14(1881)年東京大学医学部を卒業後軍医となり、17年~21年ドイツに留学。40年、陸軍軍医総監・陸軍医務局長になり、軍医として最高職についた。
大正5(1916)年予備役となり、6年帝室博物館長兼図書頭。公務のかたわら、小説家、評論家、翻訳家として活躍。代表作に『舞姫』(1890)、『うたかたの記』(1890)、翻訳『即興詩人』(1892~1901)、『ヰタ・セクスアリス』(1909)、『雁』 (1911)、『阿部一族』(1913)、『山椒大夫』(1915)、『高瀬舟』(1916)、史伝『渋江抽斎』(1916)などがある。本名は森 林太郎(もり りんたろう)。

大活字本シリーズ 森鷗外