宮沢 賢治 著
A5判 248ページ 3,500円+税
ISBN978-4-86251-382-3
第2巻として「セロ弾きのゴーシュ」「よだかの星」「水仙月の四日」「鹿踊りのはじまり」「ガドルフの百合」「かしわばやしの夜」の6作を大活字、読み仮名付きで収載している。「セロ弾きのゴーシュ」や「よだかの星」は宮沢賢治の最も有名な童話であり、ファンの中でも愛され続けている作品である。その他、「水仙月の四日」の水仙月とは暦上の月ではなく、賢治が創作した月のことである。岩手県に伝わる「鹿踊り」をモチーフにした「鹿踊りのはじまり」。「ガドルフの百合」は、賢治の自伝風作品。最後の「かしわばやしの夜」は、木が歌い出す、何とも不思議なファンタジーの世界。
目次
セロ弾きのゴーシュ
よだかの星
水仙月の四日
鹿踊りのはじまり
ガドルフの百合
かしわばやしの夜
よだかの星
水仙月の四日
鹿踊りのはじまり
ガドルフの百合
かしわばやしの夜
著者プロフィール
宮沢 賢治(ミヤザワ ケンジ)
1896年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。1933年没。