太宰 治 著
A5判 336ページ 並製
価格3,500円+税
ISBN978-4-86251-453-0
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シリーズ第2巻「走れメロス」は、表題作のほか、「お伽草子」を収載している。「走れメロス」は、紀元前のギリシャ時代、イタリア南部のシチリア島にある都市に伝わる古い伝説が物語のモチーフになっている。メロスが、人の心を信じられない王に信頼することの尊さを悟らせる物語。「お伽草子」は、短編小説「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」の4編を収載。お馴染みのおとぎ話が太宰流にアレンジされている。
目次
走れメロス
お伽草子
瘤取り
浦島さん
カチカチ山
舌切雀
著者プロフィール
太宰 治(ダザイ オサム)
1909年(明治42年)、青森県北津軽郡金木村の大地主の六男として生まれる。本名、津島修治。
薬物中毒になりながらも、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を発表。主な作品に『走れメロス』『お伽草紙』『人間失格』『斜陽』などがある。戦後は流行作家として活躍するも、1948年6月13日、玉川上水で愛人であった山崎富栄と入水自殺。享年38。