「 季語でつなぐ日々 」 一覧
-
2017/09/22 -季語でつなぐ日々
秋分 秋分の灯すと暗くなっていし 池田 澄子 秋分は昼と夜の長さがほぼ等しくなる、二十四節気の一つです。今年は9月23日に当たります。 俳句の歳時記で「秋分」は、他の二十四節気と同様に「時候」の …
-
2017/09/07 -季語でつなぐ日々
白露 白露の日神父の裳裾宙に泛き 桂 信子 白露(はくろ)は二十四節気の一つで、今年は9月7日に当たります。 白露を「しらつゆ」と読むと「露」を美しく表した言葉になります。露は大気中の水分が気温 …
-
2017/08/23 -季語でつなぐ日々
処暑 山を見ていちにち処暑の机かな 西山 誠 処暑は暑さがおさまるという意味の二十四節気で、今年は8月23日が処暑に当たります。 まだ残暑が厳しい頃ですが、朝夕に吹く風が肌にさらっと感じられ …
-
2017/08/07 -季語でつなぐ日々
立秋 秋来ると文(ふみ)の始めの佳きことば 松浦 加古 立秋は秋の初めを表す二十四節気で、今年は8月7日に当たります。俳句では「秋立つ」「秋来る」「秋に入る」「今朝の秋」などという季語でも詠ま …
-
2017/07/21 -季語でつなぐ日々
大暑 念力のゆるめば死ぬる大暑かな 村上 鬼城 二十四節気の一つ「大暑」は文字通り、夏の最も暑い日という意味で、今年は7月23日に当たります。 この句は村上鬼城の有名な句です。大正時代に詠まれた …
-
2017/07/06 -季語でつなぐ日々
小暑 小暑かな佃煮選ぶ佃島 田中 風見子 7月には小暑と大暑の二つの二十四節気があります。初めに来るのは小暑で、今年は7月7日が小暑に当たります。 本格的な暑さの入口という意味の小暑ですが、日本 …
-
2017/06/20 -季語でつなぐ日々
夏至 シェイクスピア観て夏至の夜を言祝ぎぬ 藤田 るりこ 昼間の長さが最も長くなる夏至も二十四節気の一つです。今年は6月21日に当たります。 日本では梅雨の真っ只中なので、曇ったり雨が降っている …
-
2017/06/05 -季語でつなぐ日々
芒種 木の橋に水面近づく芒種かな 鍵和田 秞子 芒種は「芒(のぎ)のある穀物の種を播(ま)く時期」という意味の二十四節気。今年の芒種は6月5日です。 「芒」はススキという漢字ですが、ノギとも読 …
-
2017/05/15 -季語でつなぐ日々
小満 小満のみるみる涙湧く子かな 山西 雅子 小満は「万物しだいに長じて満つる」という意味を持つ二十四節気の一つです。木々の若葉が大きく育ち始め、野も山も光って、自然界に生気がみなぎってくることを …
-
2017/04/27 -季語でつなぐ日々
立夏 街角のいま静かなる立夏かな 千葉 皓史 立夏は二十四節気の一つ。この日から夏が始まります。今年は5月5日の子どもの日が立夏に当たります。 立夏は立春や立秋に比べて、あまり意識されない日かも …