「 投稿者アーカイブ:sanwa 」 一覧

第22号/春分、木の芽、桜

2018/03/26   -季語でつなぐ日々

春分 春分の田の涯にある雪の寺  皆川 盤水  春分も二十四節気の一つです。太陽が春分点を通過する時刻が春分ですが、その時刻がある日を暦で春分と呼んでいます。今年は3月21日でした。この日はお彼岸の中 …

第21号/啓蟄、雛祭、沈丁花

2018/03/07   -季語でつなぐ日々

啓蟄 啓蟄の上野駅から始まりぬ  鈴木 只人  3月6日は二十四節気の啓蟄でした。啓蟄の「啓」の字には「戸」と「口」があります。口を開けるように戸を開くという意味の字です。「蟄」の字は、蟄居というとき …

第20号/雨水、囀、蕗の薹

2018/02/22   -季語でつなぐ日々

雨水 低く出づ雨水の月のたまご色  岸 さなえ  二十四節気の一つ雨水は「うすい」と読みます。立春が過ぎて厳しい寒さが遠のき、空から降るものが雪から雨になり、氷が溶けて水になる頃という意味で、今年は2 …

第19号/立春、雪解、梅

2018/02/06   -季語でつなぐ日々

立春 肩幅に拭きゆく畳春立ちぬ  小西 道子  春の最初の二十四節気は立春。「春立つ」とも言います。今年は2月4日でした。「暦の上では春になりましたが」という言葉がよく使われる通り、立春を迎えたと言っ …

第18号/大寒、薬喰、臘梅

2018/01/25   -季語でつなぐ日々

大寒 大寒の一戸もかくれなき故郷  飯田 龍太  二十四節気の中でも、大寒はよく知られています。天気予報士がテレビで「今日は大寒です」と言うと、一段と寒さを感じて身が引き締まるような気がします。201 …

第17号/小寒、初仕事、寒林

2018/01/10   -季語でつなぐ日々

小寒 小寒や楠匂はせて彫師なる  坪野 文子  小寒は1月の初めの二十四節気で、今年は1月5日。この日から節分までが「寒」です。  したがって、小寒の日を「寒の入り」、15日後の1月20日を「大寒」、 …

第16号/冬至、煤逃、龍の玉

2017/12/25   -季語でつなぐ日々

冬至 玲瓏とわが町わたる冬至の日  深見 けん二  冬至はよく知られている二十四節気です。北半球で、正午の太陽の高度が一年中でもっとも低くなり、昼がもっとも短くなる日です。今年の冬至は12月22日です …

第15号/大雪、鴨鍋、枯蓮

2017/12/08   -季語でつなぐ日々

大雪 大雪や束なす朝日畑を射る  菅野 トモ子  大雪は二十四節気の一つで、「たいせつ」と読みます。「おおゆき」と読むと大量の降雪の意味になってしまいます。  今年の大雪は12月7日。山間部だけでなく …

人工知能が特許を出願した日!(あとがき)

強力な人工知能の出現による第四次産業革命は、これまでの第一次、第二次、および第三次産業革命とは根本的に様相が違っていることを承知しておかなければならない。 第一次から第三次までの変革は、道具もしくはモ …

人工知能が特許を出願した日!(最終回)

人工知能の奴隷から逃れるために ここに、厚生労働省が2016年8月に発表した『働き方の未来2035~一人ひとりが輝くために~』、と題する35ページからなる報告書(注1)がある。 概要は次のようになって …

第14号/小雪、障子、石蕗の花

2017/11/22   -季語でつなぐ日々

小雪 小雪や声ほそほそと鳥過ぐる  鍵和田 秞子    小雪は、立冬から十五日後、雪が降り始める頃という意味を持つ二十四節気です。地域によっても異なりますが、雪がまだ降っていない土地にも、山間部の雪の …

人工知能が特許を出願した日!(10回)

勝ち残るために、そして辞めていく人たちへのリスペクト グレゴリー・クラーク先生が書いた『10万年の世界経済史』(注1)で、面白いことを語っている。 1901年のイギリスで産業革命が起きた初期のころ、労 …

第13号/立冬、セーター、返り花

2017/11/07   -季語でつなぐ日々

立冬 立冬のことに草木のかがやける  沢木 欣一  立冬は冬に入ったという意味の二十四節気です。今年は11月7日が立冬です。  季語では「冬立つ」「冬に入る」「冬来る」などとも使われますが、言葉によっ …

第12号/霜降、秋曇、紅葉

2017/10/24   -季語でつなぐ日々

霜降 霜降やスリッパ厚く厨事  井沢 正江  霜降(そうこう)は文字通り、霜が降りはじめるという意味の二十四節気です。今年は10月23日に当たります。秋がいよいよ深くなって、大気が澄み、野山の紅葉も濃 …

第11号/寒露、夜食、黄落

2017/10/10   -季語でつなぐ日々

寒露 投網打つ男翳濃き寒露かな  竹村 完二  寒露は露が寒さで凝結して氷るようになるという意味の二十四節気ですが、実際に霜が降りるのはもう少し先です。  空気が少しひんやりと感じ始めて、空も水も透明 …