人工知能が特許を出願した日!

人工知能が特許を出願した日!(最終回)

投稿日:2017年12月5日 更新日:

人工知能の奴隷から逃れるために

ここに、厚生労働省が2016年8月に発表した『働き方の未来2035~一人ひとりが輝くために~』、と題する35ページからなる報告書(注1)がある。

概要は次のようになっている。

日本は少子高齢化が進み、人口減少、それに伴う労働人口の減少、さらに地方の過疎化が大きな問題で課題先進国と言われている。

明るい未来を築くためには、今まで以上にその人自身の考え方やライフスタイルが重要になる。いかにして次の時代に適合していくかの努力にかかっており、今始まりつつある第四の産業革命にかなうやり方にしないといけない、と書かれている。

具体的にどうすればいいのかを話す前に、2030年の日本の実情をチェックしておこう。下のグラフが示すように日本の総人口は1億1662万人に減っている。15歳から59歳までの労働者人口は5950万人。60歳から64歳の人を含めても6773万人だ。この合計数は2015年の15歳から59歳までの労働者人口数の6857万人より84万人も少ない。働く人が大幅に減少している。そのため、人手不足が一段と深刻になると予想されている。(注2)

フランスの人類学・歴史学者でベストセラー作家でもあるエマニュエル・トッド氏は、2016年9月の朝日地球会議で「日本の課題は人口問題だ」、と指摘している。(注3)そして、注目されることは、2030年に男も女も65歳を超えて70歳まで働くことになる。「オレは、あたしは死ぬまで現役よ」、と元気いっぱいの老人がいろんなところで働いているだろう。

人手が足りないということは、みんなが働けて、お給料がもらえるのだからとてもいいことだ。足らない分はロボットが発達しているだろうから、それで何とかなる。それで労働者不足の問題はなくなるのだろうか。
 
単なる数字合わせではそうかもしれないが、今だって高収入が期待される職種では人手不足が深刻だ。その一方で、安い給料の派遣やアルバイト、ブラック企業で働いてなんとか生活している人もたくさんいる。結婚もできない。たとえ結婚して、子どもができても十分な食事や教育を与えられない親や子どもがたくさんいる。体力格差、教育格差が目立ち始めている。

多くの学者たちは、その所得格差や教育格差がもっと広がるだろうと指摘し予想している。

それを解決するための方法がないわけではない。

ICT(Information Communication Technology、情報通信技術)やIoT(Internet of Things、モノのインターネット)によってヒトとヒト、モノとモノ、そしてヒトとモノが結び付くと、働く場所はどこでもよいことになる。

IoTとヒトとの関係について、ケヴィン・ケリー氏は次のように表現している。
――テクノロジーの未来は、かなりの部分、新しいインタラクション(相互作用)をどう発見していくかにかかっている。これから30年の間に、きちんとインタラクションしないものは、故障しているとみなされるようになるだろう――(注4)

これはどういうことだろうか。

クリエイティブな仕事をするためには、都市と田舎の違いがなくなり、海や山が好きな人はそこで仕事をすればいいし、都会の喧騒が好きな人は都会に暮らせばいい。極端なことを言えば、宇宙船の居住区や、月や火星の町に住んでもいい。それに足腰が弱りこれまで大きな戦力にならなかった高齢者や障害を持った人たちも、その能力を生かし働くことができるようになり、生きがいや収入を得ることができる。

すなわち、選択肢が増えるということだ。

働く場所はどこでもいいのだから、当然自宅勤務だって可能だ。だから子育ては夫婦が自宅でするようになり、『待機児童はゼロ』になる。もちろん保育園に入ることもでき、誰でもいつでも入園できる。

これは働くみんなにとって良いことだ。

次に介護問題だが、介護ロボットの導入、普及により家人やヘルパーさんの負担は軽減している。たとえ家で介護していてもロボットが面倒を見てくれる。さらに、遠隔安全管理システムが介護を必要とする人を24時間見守ってくれるので、万一のときも安心していられ、人工知能の発達が待たれる分野といえる。

このように人工知能が発達してくると、性別や人種はもちろんのこと、国籍、年齢、LGBTなど、障害のすべての『壁』が取り除かれる。

そして、人工知能やロボット以外で大きな変化をもたらす技術がある。

それは、自動翻訳機だ。

当前のことだが、自動翻訳機ができると多言語間のコミュニケーションが容易にできるようになる。要するにドラえもんの「翻訳こんにゃく」を手に入れたのと同じになる。だから世界中の人と何の違和感もなしに自然に会話することができる。そうすると、外国人に対して臆することなく接することができ、ビジネスが今まで以上にやりやすくなる。

日本語は英語やドイツ語、フランス語、ラテン語などと違って、文章の構成も単語の発音も大きく違うし、漢字は音読み訓読みがあり、平仮名、カタカナ、それにローマ字と文字がいっぱいある。それに敬語だ、丁寧語だ、口語に文語などと変化技もいっぱいだ。だから外国語圏の人にとって、日本語は難しい。逆も真なりで、日本人にとっても英語や外国語を話すのはとても難しい。これが一気に解消されることになるわけだから、日本人にとってはとても大きな変化をもたらすことになる。

海外旅行は好きだが、いろんな国の人と自由におしゃべりできないという人たちにとっては福音となるだろう。外人に対して引っ込み思案だった日本人も、もっともっと自由におしゃべりができるようになるのだ。

それもプロの同時通訳がそばにいるのと同じだから、外国でのビジネスがもっと幅広く大きく広がるし、その国の文化を深く知ることにもつながる。

これまでは、日本の言語を含む労働条件が日本独自の働き方や制度、慣習や規制などによりガラパゴス化し、海外からの優秀な人材や将来性のある事業の誘致が敬遠されていた。それが大幅に改善される可能性が出てきて、外国の人が日本で起業することも、働くことも簡単にできるようになる。

それが自動翻訳機の出現によって可能になるのだ。

日本という国の言語が世界に例を見ない独特の文化を育んできたことは特質されることであるが、その一方で世界の人びとが親しめる共通の文化から遠ざかってしまったことは否めない事実である。

言葉という大きな障害が取り除かれることは、外国の人たちよりも実は、われわれ日本人のほうがはるかに大きな恩恵を受けることができるのだ。何故なら、英語やドイツ語、フランス語が話せない、中国語や韓国語ができないため、その地に進出することをためらっていた日本人にとっては大きな救いになる。

なんと言っても日本人のきめ細かなおもてなしやサービス、安全と安心を与える食品や製品は世界屈指なのだから、あらゆる事業の世界進出が可能となるだろう。日本食は今や世界文化遺産になるほど有名になったが、それ以外に和菓子やお酒、それらを盛り付ける陶磁器や漆を施した木器など数々の工芸品も人気を博するだろう。

もちろんこの中にはきめ細かな対応ができる弁理士や弁護士、特許事務所も含まれ、あらゆる職種で、いろんな人々の世界進出が可能となるだろう。

だから自動翻訳機が日本人の国際性をさらに高め、日本の文化を世界に普及させる大きなチャンスになる。

ただし、外国の人とも会話ができることになるが、真の意味でのコミュニケーション(意思疎通)が図れることがさらに重要だ。つまり、人間性がより一層大切になってくる。

例えば、スマホに日本語で話しかけると、同時に英語に翻訳してくれて、世界中の友人に発信してくれる。友人は英語で返事をすると、これも直ちに日本語に翻訳されてわたしのスマホに届けられる。翻訳時間は0.1秒とかからない。だから何の違和感もなしに世界中の友人やビジネス相手と会話が続けられる。

想像するだけで楽しくなってくる。そんな世界がほんの数年先に迫っているのだ。
 
[コラム 12]

老人介護・引きこもり・育児ノイローゼ

2025年問題というのがある。1945年から1950年生まれの団塊の世代のすべての人たちが75歳以上の後期高齢者になる年に起きる、数多くの困難な問題のことである。その中でも言わずと知れた老人介護がある。今後この問題が大きく顕在化し、ますます社会的負荷や人的、経済的負担が大きくなるという。

すでに多くの会社で、親などの介護をするために離職する人たちが何人も現れ始めている。介護離職者は、年に10万人以上に上るという報告もある(注5)。

2008年に厚生労働省が、2025年の認知症患者数は386万人、2030年には421万人に達するという数字を発表している。(注6)この急激に増大する人たちの世話や面倒を誰が見ることになるのだろうか。

認知症患者の推移予想

われわれ日本人の平均寿命は80歳を超え、世界最長の長寿国の1つになったが、2030年の総人口1億1600万人の内、75歳以上の老人は2278万人で、実に国民の20%にも達し、5人に1人が75歳以上の後期高齢者になる。この中には24時間世話をしなければならない寝たきりの老人や認知症レベルの高い老人も含まれ、その人たちの面倒をみるために追い詰められた家人も多く出てくるだろう。

今、藤田孝典さんがつくった造語であり本の書名にもなっている『下流老人』(注7)と呼ばれる、生活保護を必要とする老人が爆発的に増大しつつある。本の副題に「一億総老後崩壊の衝撃」と題されているように、日本の将来は断崖絶壁の峰を強風に抗いながら、なんとか歩み続けている状況なのかもしれない。

そうであるからこそ、老人に優しく寄り添える人工知能を搭載した、しかも自宅で使える介護ロボットやアンドロイドが2020年には必要となってくる。順次、必要な施設や家庭に配備されるべきだ。さらに、2030年には介護問題が過去のものになり、老人にとっても、若者にとっても明るい未来であることを祈るばかりだ。

内閣府発表の「平成28年版 子ども・若者白書」(注8)に、15歳から34歳までの若年者の引きこもりの数は推計で75万人いると報告されている。

そういう子どもたちを抱えた親御さんたちのご心労はいかばかりだろうか。

引きこもりの人たちの中には、親や兄弟、他の人とは話ができないが、コンピュータやスマートフォンに文字入力というやり方なら会話ができるという人がかなりの数でいるそうだ。ヒトではない機械やロボットだからこそできたことで、引きこもりの1つの解決策を示しているのではないだろうか。(注9)

悲しいことに育児ノイローゼからと思われる痛ましい子どもの虐待が、新聞、テレビで連日のように報道されている。ほんとうに身につまされ、何とかならないものかと思わずにはいられない。世間の人びとは一様にみな、親は子に愛情をそそぐものだと信じている。虐待に及んだ親も子どもがかわいいと思っていたはずである。それでも悲劇は繰り返される。

厚生労働省発表の児童相談所での児童虐待相談対応件数は、平成27年度で10万3000件と近年急増している状況にあるそうだ。(注10)この数字に表れない虐待もどきはもっと多いのだろう。もしくは虐待とはいえなくても仕事や家事、育児そのものに悩まされイライラして子どもにあたった経験は誰しもあることだろう。つい最近でも躾と称する虐待が話題になっていた。

まったく心が塞がれる思いだ。

では、虐待までに至るような悲劇から子供をどのようにして救い出し、守ればいいのだろうか。

例えばだが、イライラして追い詰められた親が子育ての場から一時だけでも開放され、息抜きができれば事態は改善されるのではないだろうか。

子育てが下手で辛(つら)いなら、子育て上手な母親のノウハウをインストールされた人工知能ロボットにわずかな時間だけでも代わってもらえればいいのだ。

このように人工知能ロボットやアンドロイドを母親の乳幼児子育て支援として活用し、母親のストレスを少しでも取り除くことができれば悲惨な事件が減るのではないだろうか。そして、子供はまわりの大人や人工知能育児ロボット『マミー』に見守られながら、すくすくと思いやりのある子供に育ってゆく。

育児ノイローゼを軽減させ解消するために、育児アンドロイドを利用するという選択肢があってもいい。

第三次産業革命による人びとの悩みを解消するのに、第四次産業革命の申し子の人工知能やそれを搭載したロボットがヒトの心にしみる癒しを提供し、共存することで人類に明るく安心できる未来をもたらすなら、それはそれで素晴らしいではないか。

[コラム 13]

今ここに話題になっている1冊の絵本がある。ヨシタケシンスケ作「りんごかもしれない」(注11)である。1人の男の子がリンゴを見ていろんなリンゴを想像する様子を奇想天外に描いたものだ。そしてアマゾンの書評には次のような文章が載せられている。

――ひとつのりんごをめぐって、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界。見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べる。発想力で楽しく豊かに過ごす方法がぎっしりつまった絵本です。哲学? 妄想? 発想力? 考える頭があれば、世の中は果てしなくおもしろい。ヨシタケシンスケの発想えほん――

何の変哲もないただ1つのリンゴがテーブルの上に置いてある。1人の男の子が通りがかり、リンゴ? を見つける。絵本の中の男の子はリンゴやリンゴのようなものを349種類も想像する(さらに、ギュッと目を凝らして数えればもっと多いのかもしれない)。

見方を変えればいろんなリンゴの形態が無限に推測される。作者自身が紙面上で自由奔放に遊んでいるように見える。作者はそれを1人の男の子の目を通して、モノゴトにはいろんな見方や考え方があるんだよ、もっともっと自由でいいんだよ、とわれわれにメッセージを伝えたいのだろう。

わたしはこの絵本を見たとき、この男の子の発想は人工知能そのものではないかと直感した。人工知能の認識や発想はこの絵本に出てくる男の子と同じだと。

人工知能に「赤くて、丸くて、かぐわしい香りがするモノを作る」、と命題を与えたとすると、この絵本のようなリンゴやリンゴのようなものを提案してくるのではないだろうか。

そしてわたしの役割は、349種類のリンゴの中からヒトが食するための甘酸っぱくておいしい、しかも安全で安心なただ1種類のリンゴを選択するということだ。

しかし、もしあなたがおもちゃ屋さんなら、ロボットや魚に変身するリンゴや、色が変わるリンゴを選ぶかもしれない。生物学者なら、子どもが食べるとムクムクと成長して、大人になれる魔法のリンゴを作るかもしれない。

どのようなリンゴを選択するのかはわたしであり、あなた自身である。それを強力に助けるのが人工知能なのである。これから生まれてくる人工知能を人類にとって良い方向に使うのも、悪用するのもヒトが決めることである。

使い方を間違えればとんでもない悲劇をもたらす。そういうことをわれわれは肝に命じなければならない。

人工知能には善もなければ悪もないのだから。

[コラム 14]

2000年以降、特に2008年のリーマンショック以降、社会変化が激しく、そのための離職に対する再教育制度の重要性が増している。

子供たちが成長した2030年には、今は姿かたちもない未知の職業に就く可能性が70%以上の確率で存在する。それらの職業に就くための教育が必要であるが、では何を教え、何を学べばいいのだろうか。また、生存競争に勝ち残った残り30%の従来型の企業に運よく就職できたとしても、これまでと同じスキルでよいとは限らないだろう。世の中が激変と言えるほど大きく変化しているのだから、旧来型の企業においても当然大きな変革がなされているはずである。

大失業時代の到来で、一度職を失った人が失業保険や生活保護制度のような単に生活ができるというセーフティーネットだけではなく、個人個人が望む、個別に対応した支援システムが必要になる。やり直しをするための再教育の仕組みを整えることが重要だ。そのための生涯教育システムが必要となってくる。

このような社会や環境で生き抜き、快活に生活をするためには、個人がより自由で自立的であることが求められるが、われわれ日本人は欧米や他の国の人たちよりそうすることが苦手な人が多いように見える。

ここで地球全体を見回すと、世界はフラット化が進み、あらゆるものが共通化する中で、人材のフラット化も進行している。そのため、有能な人材を企業にひきつけるためには、「世界で最も働きやすい場所」と「世界最高水準の自由度」を有した働きかたができる企業の出現が強く望まれる。そのための早急かつ着実な労働政策が待たれるところだ。

わたしたちは、これから本格的に始まる人工知能を中心とした技術革新を脅威として恐れるのではなく、時間や空間、年齢や性別、身体的なハンディキャップといったすべての「壁」を取り除いた自由と平等を手に入れることができる。このことが神の領域に近づくということなのである。そして、人工知能は多様な働き方を可能にするツールと考えるべきであり、これまでにない強力な武器と捉えるべきだ。

厚生労働省は、『働き方の未来2035~一人ひとりが輝くために~』の結論として、希望を込めて以下のように締めくくっている。

――一人ひとりが輝く未来を作るには、子供のころから挑戦と失敗を繰り返して学び、「無から有を生み出す」ことの大切さを教えることが不可欠である。
単に物事を覚えるよりも、「考える」、「友達を作る」、「力を合わせる」、「人を喜ばせる」といったソーシャルスキルや人と接する能力を子どもたちに身につけさせる方が実社会では通用する。
「どんな会社に入るか」ではなく、「どんな仕事をするか」、「どんな会社を作るか」を人生の選択肢と考え行動し、変化に対応していってほしい――

この政府指針をどのように思われただろうか。

1990年から起きた第三次産業革命、それからわずか26年後の2016年に第四次産業革命が始まろうとしている。主役はもちろん人工知能だ。脇を固めるのはそれぞれ強烈な個性を放つIoT、3Dプリンター、フィンテックたちだ。そして、人工知能が人間を超えると言われる「シンギュラリティ」は2045年どころか、2030年に、いや2020年代には人間と同等かそれ以上の人工知能が出現すると主張する未来学者や研究開発者が何人も現れ始めている。

コンピュータの知能が爆発的に高度化することにより、まったく予期しない、思いもよらない新産業や新しいサービスも数多く出現してくるだろう。しかし、その裏では数多(あまた)の既存企業が競争に敗れ、姿を消してゆく。このような激変は、これまで人類が経験したことのない10年、20年という短い周期で、次の第五次、第六次の産業革命が起きると言われている。

考えてみてほしい、ITを中心とした第三次産業革命に乗り遅れた人びとが未だ多くいる中で、今まさに第四次産業革命の黎明期に入っている。これを乗り切れたとしても、次の20年後に第五次の産業革命がやってくる。

その都度、わたしたちは見事に変身を遂げていくことができるのだろうか。「わたしは大丈夫!」、と断言できる方は何の問題もないのだが。

ヒトは急には変われない。ヒトが変わるためには時間が必要なのだ。そもそも生命体には本来の個を守り保存するということがDNAに仕込まれている。それが生命を維持し、個を存続してきた方法であり、われわれ生命体の宿命なのだから。

参考文献
(注1)「「働き方の未来2035」~一人ひとりが輝くために~」 厚生労働省 2016年8月
(注2)「日本の年齢区分別将来人口推計」 2016年度版高齢者白書より
(注3)「グローバリズムの危機」 エマニュエル・トッド 朝日地球会議2016 2016年10月3日 帝国ホテル 孔雀東の間
(注4)〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則 ケヴィン・ケリー著 NHK出版 2016年
(注5)「就業構造基本調査」 厚生労働省 2012年
(注6)「認知症患者の推移予想」 厚生労働科学研究費補助金研究分担報告書2008年
(注7)下流老人 一億総老後崩壊の衝撃 藤田孝典著 朝日新聞出版 2015年
(注8)平成28年版 子供・若者白書 内閣府
(注9)人間はアンドロイドと恋愛できるか? 石黒 浩(知能ロボット学者、大阪大学教授) 朝日地球会議2016 2016年10月2日 イイノホール
(注10)児童虐待の定義と現状 厚生労働省 平成28年
(注11)りんごかもしれない ヨシタケシンスケ著 ブロンズ新社 2013年
 

(「あとがき」に続く)

工学博士 黒川 正弘

黒川正弘先生のプロフィールや著作については、こちらをご覧ください。

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