谷崎 潤一郎 著
A5判 432ページ
価格3,500円+税
ISBN978-4-86251-557-5
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シリーズ第7巻「瘋癲老人日記」は、谷崎潤一郎の長編小説。77歳の老人・卯木督助は、息子の嫁・颯子に性的魅力を感じている。老人の欲望は、颯子の足に踏まれたい、その足の型で仏足石を作りたいなど、徐々にエスカレートしていく。老人の姓を描いた谷崎晩年の傑作。
目次
瘋癲老人日記
佐々木看護婦看護記録抜萃
勝海医師病床日記抜萃
城山五子手記抜萃
著者プロフィール
谷崎 潤一郎(タニザキ ジュンイチロウ)
1886年(明治19年)~1965年(昭和40年)。東京・日本橋生まれ。明治末期から昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。主な作品に「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など、傑作を多く残している。