白土 由佳 著
A5判
価格2,200円+税
ISBN978-4-86251-529-2
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昨今、次々と現れるソーシャルメディアは、現代に生きる私たちの生活にとって必要不可欠なものになりつつあります。
本書は、ソーシャルメディアを中心に扱います。一方で、ソーシャルメディアを理解するためには、それ以外のメディアへの理解も必要になります。なぜならば、社会におけるメディアは、絶えず他のメディアに影響され、刷新され続けるからです。
そこで、本書では、自身のメディア利用を振り返ることからはじめます。身近な例からはじめて、社会学や心理学、工学といった分野横断的な視点を持って、広く深くソーシャルメディア論の世界を紹介していきます。
目次
はじめに
『はじめてのソーシャルメディア論』にようこそ
本書の構成と使い方
第1章 身近なソーシャルメディア
1-1節 ソーシャルメディアと呼ばれるさまざまなサービス
1-2節 自分のメディア利用を振り返る
1-3節 メディア接触の増加
1-4節 受動的/能動的情報接触
第2章 ウェブとソーシャルメディア
2-1節 スマートフォンと習慣化技術
2-2節 コミュニケーション資本主義
2-3節 (ソーシャル)メディアの入口の変遷
2-4節 インターネットとウェブ
2-5節 ウェブの羅針盤
第3章 ソーシャルメディア論の視座
3-1節 メディアとは何か?
3-2節 メディア論の視座
3-3節 ソーシャルメディアの特徴
3-4節 ソーシャルメディアの定義と推移
3-5節 ソーシャルメディア論の視座
第4章 ソーシャルメディア史(前半)
4-1節 サービス開設などの年表
4-2節 1990年代前半
4-3節 1990年代後半
4-4節 2000年代前半
第5章 ソーシャルメディア史(後半)
5-1節 サービス開設などの年表
5-2節 2000年代前半
5-3節 2000年代後半
5-4節 2010年代後半
第6章 ソーシャルメディアとコミュニケーション
6-1節 3つのコミュニケーション革命
6-2節 デジタルメディアを通じたコミュニケーションの形態
6-3節 パーソナルメディアの発展
6-4節 露出と覗きによるリスク
第7章 ソーシャルメディアと社会構造
7-1節 ソーシャルメディアとネットワーク科学
7-2節 グラフ理論の誕生
7-3節 ネットワーク科学の基本的な用語
7-4節 スモールワールド・ネットワーク
7-5節 スケールフリー・ネットワーク
7-6節 ソーシャルメディア上のネットワーク構造
第8章 ソーシャルメディアと文化
8-1節 行動指針としてのメディア
8-2節 文化共創の場としてのソーシャルメディア
8-3節 ソーシャルメディアに表出する文化
第9章 ソーシャルメディアと政治
9-1節 ソーシャルメディアと社会運動
9-2節 ソーシャルメディアの影響
9-3節 ソーシャルメディアと選挙
9-4節 マイクロターゲティングと選挙
9-5節 社会の分極化
第10章 ソーシャルメディアに起因する課題
10-1節 炎上から見るソーシャルメディア
10-2節 情報推薦とソーシャルメディア
10-3節 自分の情報のコントロール
10-4節 デジタルの足跡の不完全性
著者プロフィール
白土 由佳(シラツチ ユカ)
2007年、慶應義塾大学環境情報学部卒業。2009年、慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。2012年、慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。現在、文教大学情報学部メディア表現学科講師。