生活習慣が発症の大きな要因
生まれたばかりの赤ちゃんでも、微小なガンはできています。その意味では、すべての人が「ガン患者」といっていいでしょう。
しかし、ガンが検診で発見される大きさ(精度にもよりますが、数ミリから1センチほど)になるまでには、年単位、あるいは数十年単位の時間がかかります。
一般的には、ガン検診(その後の精密検査を含みます)で発見されて、はじめて「ガン患者」となるのです。
しかし、先にも述べたように、微小のガンはだれにでもあります。では、なぜガンが発見できる大きさになる人と、発見できる大きさにならない人がいるのでしょうか。
ガンは、生活習慣病の代表と言われています。生活習慣病という以上、生活習慣が大きな要因を占めるわけです。
もちろん、遺伝も多少は関係しますが、先天的なものでなければ、ストレス、食事や考え方などが大きな発症要因となります。
厳しい言い方になりますが、「ガンが検査で発見される大きさになるには、生き方に原因があった」ということになります。
ガンは感染症ではありません。自分自身の生活習慣が免疫を低下させ、「ガン」という結果を招いています。
生活習慣を変えることがポイント
逆に考えれば、生活習慣を改めていけば、「ガンは消えないまでも、検査では発見されない大きさに縮小する」ことができるのです。
生活習慣病は、患者さん自身でしか治せません。3大療法(手術、抗ガン剤、放射線)を行っても、生活習慣を変えない限り、再びガンが検査で発見される大きさになっていきます。
いったん縮小したガンが大きくなる場合もありますし、他の部位で新たなガンが見つかることもあります。
医療に頼りきっているだけでは、ガンが再発する可能性が高くなります。しかも、3大療法によって低下した免疫力が回復していない状態だと、ガンの進行は早くなります。
繰り返し言いますが、「ガンは患者さん自身でしか治せません」
ガンだけでなく、すべての生活習慣病もまったく同じです。
生活習慣病は、「患者さん自身しか治せない病気」なのです。