東大法学部の真相

元全共闘の証言 

大野 正道 著 

四六判 / 115ページ / 並製
冊子版価格:2,000円 + 税
電子版価格:1,700円(税込)
冊子版:ISBN978-4-7791-2558-4 C0036

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エリートによるエリートたちの肖像。

教授ほどすばらしい職業はない。

東大では本気で文学部に進学し歴史学(西洋史)の研究者に
なろうと考えたこともあった。
好きなことへの研究を職業とすることが最上と考えたからだ。
しかし父の忠告に従い、実務的な「商法」を選択。生活の糧も
考えてのことだった。
趣味として歴史や雑学に取り組む決心をし、
おかげで「会社法」の大野が存在する。
学問生活を営むためには、冷酷なようだが
経済的基盤が確立していることが必要だ。
要するに、学問の専門分野と趣味の領域が異なっていても
まったく問題はないのだ。

本書は、神童と呼ばれた著者による学生時代の回想と、
アカデミズムでのその後の活躍を、著者自身が振り返り、
学問及び教授としての来し方を描くものである。

目次

1自己紹介と教授の副業

2東大法律相談所と四三9B会

3富山大学での活躍

4筑波大学における日常

5学者と弁護士の関係

6東大法学部兼権力と政党主導政治

7「ポスドク」問題

8学問と学閥

著者プロフィール

大野 正道(オオノ マサミチ)

おおの・まさみち
1949年、富山県生まれ。
筑波大学名誉教授。法学博士。
東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科
博士課程単位取得満期退学。
1989年、富山大学教授。
1995年、筑波大学教授。
2001年、筑波大学大学院ビジネス科学研究科
企業法学専攻教授。
著書等に
『東大駒場全共闘 エリートたちの回転木馬』
(白順社、2017年)、
『中小企業のための事業承継の実務』
(中央経済社、2017年)、
『Q&Aでみる企業承継対策と新相続税法』
(大野正道 監修、東京合同 編、財経詳報社、2014年)、
『企業法学の展望』
(大野正道先生退官記念論文集編集委員会 編著、
北樹出版、2013年)、
『非公開会社と準組合法理 総論・各論 中小企業法研究』
(第一法規、2012年)、
『中小企業法制と競争・調整の原理』
(同友館、2012年)、
『企業承継法の理論Ⅰ 中小企業法研究第一巻』
(第一法規株式会社、2011年)、
『企業承継法の理論Ⅱ 中小企業法研究第二巻』
(第一法規株式会社、2011年)、
『企業承継法の理論Ⅲ  中小企業法研究第三巻』
(第一法規株式会社、2011年)、
『非公開会社法原理 最新会社法Ⅱ』
(北樹出版、2010年)、
『企業承継モデル定款応用編-準組合法理と定款の自治』
(非公開会社法研究会 著・編、北沢豪・大野正道 監修、
第一法規株式会社、2009年)、
『会社法創設と中小会社への影響  
非公開会社法のやさしい解説 コンパッソブックス』
(大野正道 著、コンパッソ税理士法人 編、
財経詳報社、2008年)、
『非公開会社実務ハンドブック 法務と税務のポイント』
(大野正道 監修、税理士法人東京合同 編、
財経詳報社、2008年)、
『非公開会社の法理 社団法理と準組合法理の交錯』
(システムファイブ、2007年)、
『最新会社法』(大野正道 著、上田純子 著、
北樹出版、2006年)、
『入門 手形法・小切手法』(大野正道・大久保拓也・
松嶋隆弘 著、システムファイブ、2006年)、
『入門 企業承継の法務と税務』(大野正道・大島一徳・
松嶋隆弘 著、システムファイブ、2005年)、
『企業承継の法務と税務Q&A』(大野正道 監、
事業承継実務研究会 編、信山社、2005年)、
『会社法  現代商法講義』(大野正道 著、川島いづみ 著、
北樹出版、2004年)、
『中小会社法入門』(信山社出版、2004年)、
『経済法入門』(信山社出版、2003年)、
『企業承継法入門』(信山社出版、2002年)、
『手形法・小切手法入門』(信山社出版、2001年)、
『中小会社法の研究』(信山社出版、1997年)、
『中小企業のための事業承継の法務と税務』
(税務経理協会、1995年)、
『企業承継法の研究』(信山社出版、1994年)、
『株式会社法の実務知識  大学の先生がやさしく解説する』
(大野正道・藤村知己・河内隆史 著、日本法令、1993年)、
『Q&A 誰でもわかる事業承継の税務』(財経詳報社、1992年)、
『Q&A 誰でもわかる事業承継の法務』(財経詳報社、1991年)、
『事業承継の法務と税務』(川越憲治・大野正道 著、
財経詳報社、1989年)などがある。