増補新版 沖縄戦546日を歩く
カベルナリア吉田 著
A5判 / 236ページ / 並製
冊子版価格:2,000円 + 税
電子版価格:1,700円(税込)
冊子版:ISBN978-4-7791-2483-9 C0026
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初版刊行から3年たち、今だ好評で品切れにつき、
増補新版刊行!
沖縄を歩き続ける著者が、沖縄戦を整理する旅に出た。
出来事が起きた場所を起きた順に、時間軸に沿って歩く旅。
伊平屋島や粟国島、伊是名村など記録に残らない
小さな島々の、もうひとつの沖縄戦や与那原のコラムなどを
増補し、前作よりさらに充実した内容に。
何気ない言葉に耳を傾け、土地が持つ記憶をたどり、
時にはカフェや居酒屋にも寄りながら旅は進む。
観光地化されていない慰霊碑。
そこに戦跡があるはずなのに、たどり着けない焦燥……。
悲惨な歴史とのどかな空気が交錯し、
開発と観光の大波が押し寄せる「沖縄のいま」――
その風景は何を意味するのか。
1944年7月7日「サイパン陥落」から、
1946年1月3日「護郷隊長投降」までの546日間を、
自分の足でひたすら歩いた「旅する沖縄戦」。
その実踏紀行をまとめた1冊。
目次
第1章 サイパン望洋――具志川、金武
第2章 首都壊滅――那覇
第3章 ケラマ
第4章 中部戦線
第5章 混沌の北部戦線
第6章 伊江島
第7章 南部戦線①南進、そして敗走
第8章 南部戦線②女子学徒の足跡、そして摩文仁へ
第9章 まだ終わらない 久米島スパイ容疑虐殺事件
第10章 マラリア
※増補 小さな島々の沖縄戦
※増補 与那原「9本の柱」(コラム)
著者プロフィール
カベルナリア吉田(カベルナリアヨシダ)
1965年、生まれ。紀行ルポライター。
沖縄や島を中心に、街の人々の日常を訪ね歩く。
主著
『東京ワンデイスキマ旅』、
『さらにひたすら歩いた沖縄みちばた紀行』、
『ムカたびジャパーン!』(以上彩流社)、
『石垣・宮古ぐだぐだ散歩』、『絶海の孤島(増補改訂版)』
(ともにイカロス出版)、
『沖縄・奄美の小さな島々』(中公新書ラクレ)、
『沖縄ディープインパクト食堂』、
『オキナワマヨナカ』(ともにアスペクト)、
『沖縄バカ一代 』、『沖縄バカ一代 ②』、
『さすらいの沖縄伝承男』(ともに林檎プロモーション)、
『沖縄の島へ全部行ってみたサー』(朝日文庫)、
『狙われた島 数奇な運命に弄ばれた19の島』
(アルファベータブックス)ほか多数。