ひきこもりのライフストーリー
フィギュール彩 Ⅱ 3
Reportage The Lifestories of 4 HIKIKOMORIS
保坂 渉 著
四六判 / 216ページ / 並製
冊子版価格:1,800円 + 税
電子版価格:1,500円(税込)
冊子版:ISBN978-4-7791-7107-9 C0336
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家族や社会との関係を断ち、一人部屋にこもっているというイメージを持たれているひきこもりの当事者だが、彼ら自身の声に耳を傾けることで、そこに至るまでの理由も現象もステレオタイプでは捉えられないほど多様化していることを浮き彫りにするルポ。
ひきこもり状態にある時の話だけではなく、ひきこもりに至るまで、そしてその状態を抜け出すまでの軌跡を、本人自身が語るライフストーリー。
自分の人生を自ら選び取り、主体的に生きていくには。
目次
第一章 いじめに狂わされた人生
第二章 母子二代でひきこもりを経験
第三章 居場所との出会いで新たな人生
第四章 中高年のひきこもりは置き去り
第五章 声を上げ始めた当事者
「ひきこもりUX会議」代表理事、林恭子さんに聞く
著者プロフィール
保坂 渉(ホサカ ワタル)
Hosaka Wataru ほさか・わたる
1954年生まれ。
1979年、共同通信社入社。社会部、編集委員室編集員などを経て、
現在はフリージャーナリスト。
主として家族や子どもをテーマに取材を続けている。
著書に、
『虐待 沈黙を破った母親たち』
(岩波書店、1999年)、
『厚生省AIDSファイル』
(岩波書店、1997年)、
『迷宮の少女たち』
(共同通信社、2006年)、
『ひびわれた仮面 東京・文京区幼女殺害事件』
(共同通信社、2002年)、
共著に、
『子どもの貧困連鎖 新潮文庫』
(池谷孝司との共著、新潮社、2015年)、
『ルポ 子どもの貧困連鎖 教育現場のSOSを追って』
(池谷孝司との共著、光文社、2012年)、
『かげろうの家 女子高生監禁殺人事件』
(横川和夫との共著、共同通信社、1990年)、
『ぼくたちやってない 東京・綾瀬母子強盗殺人事件』
(横川和夫との共著、共同通信、1992年)などがある。