『ジェーン・エア』の作者って、どんな人?

シャーロット・ブロンテの素顔 

中岡 洋 著 

A5判 / 122ページ / 並製
冊子版価格:1,200円 + 税
電子版価格:1,000円(税込)
冊子版:ISBN978-4-7791-1803-6 C0098

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男性絶対優位社会にあって、“カラー・ベル”というペンネームで登場し、
英文学史上に輝く金字塔を遺した
シャーロット・ブロンテの生きた時代と
生きざまを分かり易く描いたガイドブック。

ジェーン・エア』の作者って誰? と訊かれれば、ほとんどの人は
「ブロンテ!?」と答えるだろう。
英文学に素養のある人は「シャーロット・ブロンテ」という名前で、
ペンネームは「カラー・ベル」だったと答える方もいるだろう。
 さらに詳しい人は名前が普通でなくて、
語尾に「ë」が付いていることまで教えてくれる。
 しかし、どんな人って? と訊かれると、答えは
なかなか容易ではない。
 さて、少しばかり調べてみてはどうであろうか。

目次

目 次
Ⅰ 蟇蛙 
Ⅱ 生涯 家庭教師生活 
Ⅲ カウアン・ブリッジとロウ・ヘッドでの学校生活
Ⅳ 白昼夢 ロウ・ヘッド・ジャーナル 
Ⅴ シャーロットの友人たち 
Ⅵ よ恋愛指南——シャーロットの結婚観 
Ⅶ シャーロットの恋愛──「失われていた手紙」
Ⅷ 結婚 
Ⅸ 『ジェーン・エア』フィーヴァーと文壇との交際
Ⅹ 弟妹の死 
Ⅺ シャーロット・ブロンテの死 
Ⅻ 映画になった『ジェーン・エア』………… 芦澤久江
あとがき 

著者プロフィール

中岡 洋(ナカオカ ヒロシ)

ブロンテ文学研究家。
主な著書に『エミリ・ブロンテ論――荒野へ 荒野へ』(国文社)、『「嵐が丘」コンコーダンス』『ブロンテ姉妹の留学時代』『シャーロット・ブロンテ論』『「ジェイン・エア」を読む』『「嵐が丘」を読む』(以上開文社)、『ブロンテ姉妹 その知られざる実像を求めて』(NHK文化センター)。
訳書にメアリ・ヴィジック著『「嵐が丘」の起源』『エミリ・ジェイン・ブロンテ全詩集』(以上国文社)、『嵐が丘』(みすず書房)、エリザベス・ギャスケル著『シャーロット・ブロンテの生涯』(みすず書房)、『ジル・ディックス・グナッシア著『エミリ・ブロンテ 神への叛逆』(彩流社 共訳)、ジュリエット・バーカー著『ブロンテ家の人々』(彩流社 共訳)、『シャーロット・ブロンテ書簡全集/註解』(彩流社 共訳)など。