霧の中

佐川 一政 著 

四六判 / 176ページ / 上製
冊子版価格:1,300円 + 税
電子版価格:1,100円(税込)
冊子版:ISBN978-4-88202-746-1(4-88202-746-1) C0093

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1981年、パリで留学生仲間のオランダ人女子学生を
殺害し、その死体の一部を食したとして逮捕された
著者が、事件の一部始終を詳細に記した小説仕立て
の手記

——それが本作『霧の中』。ストーカー、異常犯罪
の心理、心神喪失、カニバリズム
    ……長い間絶版になっていた『霧の中』の
「小説」部分をそのまま復刻し、〝佐川問題〟の
現在的意義を世に問う。

著者プロフィール

佐川 一政(サガワ イッセイ)

1949年神戸生まれ。関西学院大学大学院卒及び、パリ・ソルボンヌ大学大学院卒。1981年、「パリ猟奇事件」で世界を震撼させた。その後作家に転身。
著書に
1983年『霧の中』(話の特集社) 
1990年『サンテ』(角川書店) 
1990年『生きていてすみません』(水宋社) 
1991年『カニバリズム幻想』(水宋社) 
1991年『蜃気楼』(河出書房新社) 
1993年『喰べられたい』(ミリオン出版) 
1994年『華のパリ、愛のパリ』(IPC) 
1995年『狂気にあらず!?—佐川一政の精神鑑定』(第三書館) 
1996年『饗』 
1997年『殺したい奴ら—多重人格者からのメッセージ』(データハウス) 
1997年『少年A』(ポケットブック社) 
1997年『霧の中の真実』(鹿砦社)
1998年『パリ人肉事件—無法松の一政』(河出書房新社)
2000年『まんがサガワさん』(オークラ出版)ほかがある。