1979年の歌謡曲

フィギュール彩 39

スージー鈴木 著 

四六判 / 176ページ / 並製
冊子版価格:1,700円 + 税
電子版価格:1,500円(税込)
冊子版:ISBN978-4-7791-7038-6 C0373

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1979年(昭和54年)の歌謡界は、
「ニューミュージックと歌謡曲の一年戦争」という感じの、混沌とした
空気感が漂っていた。
ピンク・レディーはこの年に完全に奈落の一途をたどり、
山口百恵は三浦友和と交際宣言、沢田研二も明らかに過渡期に突入。
この年はアイドル最弱時代で、特にジャニーズ系は影も形もない。
そしてその間隙をぬって登場したゴダイゴ、オフコース、そして
サザンオールスターズら、歌謡曲のアンチとしてのニューミュージック!
そんなこの年の魔訶不思議な音楽シーンを通して、昭和の歌謡曲を振り返る。

この年に発売された楽曲60曲の批評、オリコンでの最高位、
年間ランキングなどのデータの他、
「名曲度」と「79年象徴度」を5点(5つ星)満点で採点!
      《紹介する楽曲》(一部)
♪沢田研二『カサブランカ・ダンディ』
♪西城秀樹『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』
♪桜田淳子『サンタモニカの風』
♪山口百恵『しなやかに歌って』
♪松山千春『窓』
♪ゴダイゴ『ビューティフル・ネーム』
♪アリス『夢去りし街角』
♪甲斐バンド『感触(タッチ)』
♪八代亜紀『舟唄』
♪郷ひろみ『マイレディー』
♪さだまさし『関白宣言』
♪海援隊『贈る言葉』
♪シーナ&ザ・ロケット『ユー・メイ・ドリーム』
♪オフコース『さよなら』
♪矢沢永吉『I say Good-bye, So Good-bye』
♪浜田省吾『風を感じて』…ほか

1979年の歌謡「人」として阿久悠、筒美京平等も批評する。

著者プロフィール

スージー鈴木(スージースズキ)

1966年大阪府東大阪市生まれ。
音楽評論家、野球評論家、ラジオDJ、早稲田大学、
大阪芸術大学講師。マーケティング・プランナー。
『週刊ベースボール』誌に連載中。
著書に、『【F】を3本の弦で弾くギター超カンタン奏法』、
プロデュースした書籍に『日本は、』(共に彩流社)。
「1979年の歌謡曲」関連では、
当時のゴダイゴやサザンを好むが、特に沢田研二については、
今に至るまで、人生の師とあがめるほどの大ファン。

*スージー鈴木硬式サイト
http://www.suziesuzuki.com