知里幸恵

十九歳の遺言 

中井 三好 著 

四六判 / 283ページ / 上製
定価:1,650円 + 税
ISBN978-4-88202-196-4(4-88202-196-X) C0093

アイヌの魂が詠い込まれた叙事詩ユーカラの筆録を『アイヌ神謡集』に結実させた幸恵。偏見の中で女学校入学を拒否され、金田一京助との出会いによって不滅の遺産と引き換えに夭折した、知里真志保の姉の生涯を自筆の日記と手紙で再現。

(社)日本図書館協会、(社)全国学校図書館協議会 選定図書

著者プロフィール

中井 三好(ナカイ ミヨシ)

昭和12年、富山県に生れる。俳誌「俳句往来」主宰。日本俳人協会々員。富山県俳句連盟理事。著書に『日本全国俳人叢書第34集 中井三好集 『はくれん』 』(近代文藝社、1989年)、『知里幸恵 十九歳の遺言』(彩流社、1991年)、『天の夕顔のかげで 不二樹浩三郎愛の一生』(彩流社、1995年)、『不登校生よ、ともに 単位制高校の挑戦』(彩流社、1998年)、『「や」「かな」「けり」捨ててこそ…口語体俳句論・句集』(彩流社、2004年)、『夕日と黒パン』(彩流社、2005年)、『漂泊の俳人井上井月記』(彩流社、2007年)などがある。