実像クレーヴの奥方
〈ヴァロワ宮廷の華〉アンヌ・デストの生涯
La Véritable Princesse de Clèves
ヴァランティーヌ・ポワザ 著, 萩原 茂久 訳
四六判 / 240ページ / 上製
定価:2,718円 + 税
ISBN978-4-88202-358-6(4-88202-358-X) C0022
近代心理小説の最初の傑作とされるラ・ファイエット夫人作「クレーヴの奥方」
のモデルを史実の中に探り、宗教戦争と権力闘争に明け暮れる
16世紀中葉の宮廷社会に生きる一人の女性の姿を甦らせた、
フランス古典文学研究の先駆的研究。
(社)日本図書館協会 選定図書
著者プロフィール
ヴァランティーヌ・ポワザ(ポワザ,ヴァランティーヌ)
Valentine Poizat萩原 茂久(ハギワラ シゲヒサ)
フランス文学者・甲府市に生まれる。
1971年、東京大学大学院博士課程満了。獨協医科大学名誉教授。
元国際医療福祉大学教授。
著書
『心理小説における情念と自我―ラ・ファイエット夫人研究』(風間書房)
『フランス語文法 初・中級用』(文化書房博文社)
『記録と小説とのあいだ―ラ・ファイエット夫人作品論』(北樹出版)
『歴史・情念・心理―十七世紀フランス文学論』(駿河台出版社)
『いとこ恵美 』(彩流社)
『仏検合格のための傾向と対策 3級―実用フランス語技能検定試験』
(鯨井 佑士との共著、エディション・フランセーズ)など
訳書
『実像クレーヴの奥方―「ヴァロワ宮廷の華」アンヌ・デストの生涯 』
(本訳書、ヴァランティーヌ・ポワザ著、彩流社)
『覚醒への旅―瞑想者のガイドブック Mind books』
(ラム・ダス著、平河出版社、後に、サンマーク出版、
サンマーク文庫として)などがある