森田 勇造 著
B5判 並製 143頁
定価 3,500円+税
ISBN978-4-86251-124-9 C1039
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内容
本書では、豊かな科学的文明社会で見失いかけている安全・安心・満足な生活のあり方を確かめるために、南アジアの自然と共に生きる母系的社会の人々の風俗習慣や衣食住などの生活文化を紹介する。
目次
はじめに
1東インド(ナガランドの諸部族)
長老になるための振る舞いと石牽き
チャカサン族の祭りとすもう
長寿者の多いメランコン村
エロティックな若者宿
キアムンガン族の踊り
首狩りとスポーツ
コニャック族の言葉と風習
首狩り社会の女たち
2東インド(メガラヤ州カシ族の母系社会)
強い女と弱い男の社会
男たちの奉仕と放浪
3東インド(アルナーチャル・プラデシュ)
ちょんまげを結うニシ族
4東インド(シッキム)
ルムテク寺の青年僧
山の上の火葬場
魔除けと温泉
5ブータン
竜の国の踊りと歌
国技の矢を射る男たち
ラマ教の歓喜天
パロ谷の焼き米
6ネパール
シェルパ族の結婚と“どんちゃん”
チベット系の祭りと野外劇
7北パキスタン
ヒンズークシュ山中のカラシュ族
8西北インド
ラダクのレーで夢を売る街頭商人
著者プロフィール
森田 勇造(もりた ゆうぞう)
昭和15年高知県宿毛市生まれ
昭和39年以来、世界の諸民族の生活文化を踏査し続ける。同時に野外文化教育の研究と啓発、実践に努め、青少年の健全育成活動も続ける。元国立信州高遠少年自然の家所長。現在、社団法人青少年交友協会理事長、野外文化研究所所長、野外文化教育学会顧問、国立大学法人東京学芸大学客員教授、博士(学術)、旅行作家。
〈主要著書〉
『日本人の源流を求めて』(講談社)昭和48年、『わが友、騎馬民』(学研)昭和53年、『日本人の源流』(冬樹社)昭和55年、『シルクロードに生きる』(学研)昭和57年、『「倭人」の源流を求めて』(講談社)昭和57年、『秘境ナガ高地探検記』(東京新聞社)昭和59年、『チンギス・ハンの末裔たち』(講談社)昭和61年、『アジア大踏査行』(日本文芸社)昭和62年、『天葬への旅』(原書房)平成3年、『ユーラシア二一世紀の旅』(角川書店)平成6年、『アジア稲作文化紀行』(雄山閣)平成13年、『地球を歩きながら考えた』(原書房)平成16年、『野外文化教育としての体験活動─野外文化人のすすめ─』(三和書籍)平成22年。