美と美徳・感性・絵画科学・想像力
山岸健(著)
四六判 318頁 上製
定価 2,800円+税
ISBN 978-4-86251-015-0 C3071
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レオナルド・ダ・ヴィンチは、画家である。一貫して画家である。だが、彼は、画家にすぎないわけではない。画家、科学者、技師、文筆家、演出家、思想家、哲学者……さらに音楽家、きわめて多様で多彩な人間像が、ヴィンチ村出身のレオナルドにおいて浮かび上がってくる。レオナルドのトポスと道に注目しながら、あらためて彼の感性と理性(知性)と想像力などに注意をはらいながら、人間、レオナルドにアプローチしたい。
目次
プロローグ
第1部 人間、レオナルド・ダ・ヴィンチ
第2部 レオナルド・ダ・ヴィンチ考
旧版まえがき
序 レオナルドとその時代
ウィンザーのレオナルド
レオナルドの作品
再びウィンザー
「イモラの都市計画図」をめぐって
レオナルドの生活
レオナルドとマキャヴェリ
ルネサンスとは
世界と人間の発見
発見と発見者
真理の探究
I 千四百年代から千五百年代へ
レオナルド画家となる
レオナルド死刑囚を描く
フィレンツェのレオナルド
フィレンツェ年代記
フィレンツェ!
マージナル・マン
ルネサンスの諸都市
フィレンツェの思想的状況
ロマン・ロランのフィレンツェ
レオナルドとミケランジェロ
ルネサンスの思想家たち
時は過ぎゆく
政治的緊張と動乱
ミラノ宮廷
世界の発見と宇宙観の変化
II 「経験の弟子」レオナルド
創作者レオナルド
遠近法と画家
レオナルドの個性
光の中のレオナルド
対象の解明と描写
レオナルドの世界
レオナルドとヤスパース
真理ー太陽
洞窟のレオナルド
実験者レオナルド
M・ウェーバーとレオナルド
画家レオナルドの実験と発明
III レオナルドの生涯
レオナルドの影
生活の記録
生涯の区分
画家レオナルド
ヴァザーリの『美術家列伝』
ヴァザーリのレオナルド伝
スタンダールとレオナルド
レオナルドの横顔
漂泊の生活
画家としてのスタート
フィレンツェを離れてミラノへ
レオナルドの自己推薦状
レオナルドの周囲
ミラノのレオナルド
戦乱のミラノ
ミラノからフィレンツェへ
漂泊の人
ストレンジャー レオナルド
IV レオナルドの思想と行動
レオナルドの存在
歴史的世界を動かす人間
ルネサンスの芸術家
ヴェントゥーリとレオナルド
レオナルドと対象認識
レオナルドにおける制作
観察者レオナルド
レオナルドの思想と行動
ヴァレリーのレオナルド論
思考と行動
レオナルドの場合
V レオナルドの絵画科学
画家
画家の利点
創作者!
画家の眼
形態の認識と描出
絵画と科学
形態の探究
遠近法
絵画科学
レオナルドの苦心
VI ルネサンスの社会・文化とレオナルド
ルネサンス
ルネサンスの社会
ルネサンスの偉大な経験
社会の変化
レオナルドの位置
レオナルドの独自性
レオナルドの近代性
ルネサンスの芸術論
ルネサンスの文化
ルネサンスの人間像
ルネサンスの諸相
人文主義者
威光を与える人
リナシメントーの文化
文化の政治的機能
再びルネサンス
VII ルネサンスのパーソナリティとレオナルド
レオナルドとその世界
自然の泉とレオナルド
レオナルドの生き方
危機の時代
人間の位置
人間の研究
十五世紀の人間
現実に対する志向性
ルネサンス人
M・ウェーバーをめぐって
文化への参加
レオナルドの態度と行動
VIII 人間レオナルド
レオナルド、ラブレー、ルネサンス
画家にして技師レオナルド
唯一無比のレオナルド
レオナルドと人間
先見の人レオナルド
鳥の飛翔
レオナルドと都市
ルネサンスとレオナルド
人間レオナルド
制作するレオナルド
エピローグ
参考文献
言葉の花束