吉川 英治 著
A5判
価格4,200円+税
ISBN978-4-86251-548-3
吉川英治の超大作!「三国志」の第10巻「五丈原の巻」と「篇外余録」を収載。
大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。
第10巻は第一次北伐から、孔明死後の魏延謀叛までを描いている。
目次
中原を指して
美丈夫姜維
祁山の野
西部第二戦線
鶏家全慶
洛陽に生色還る
高楼弾琴
馬謖を斬る
髪を捧ぐ
二次出師表
二度祁山に出づ
食
総兵之印
司馬仲達計らる
天血の如し
長雨
賭
八陣展開
竈
麦青む
北斗七星旗
木門道
具眼の士
木牛流馬
ネジ
豆を蒔く
七盞燈
水火
女衣巾幗
銀河の祷り
秋風五丈原
死せる孔明、生ける仲達を走らす
松に古今の色無し
篇外余録
諸葛菜
後蜀三十年
魏から――晋まで
著者プロフィール
吉川 英治
1892年〈明治25年〉 – 1962年〈昭和37年〉。本名:吉川 英次。
様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。
代表作に『宮本武蔵』や『新・平家物語』がある。