自分の体は自分で守る
内山 葉子 著
四六判 288ページ
価格1,800円+税
ISBN978-4-86251-569-8
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★飲み続けてはいけない薬…抗菌薬、胃薬、痛み止め、高脂血症薬
★飲み続けないほうがいいが、やめるときに注意が必要な薬…降圧薬、向精神薬(抗うつ薬)
★薬に関するQ&Aも掲載
すべての薬は、内臓、特に腎臓と肝臓に負担をかけます。
そのため、短期間でわかるハッキリした副作用以外にも、体に害を与えます。
ですから、不要な薬はできるだけ飲まないことが、健康を保つ秘訣です。
しかし、極端に薬を拒絶するのも危険です。本当に必要な薬もあるからです。
また、できればやめたほうがいいが、急激にやめると危険なため、医師の慎重な判断のもとで、やめる必要のある薬もあります。
本書では、そのなかから、特に、
「長期的にくり返し使うことで多くの問題が生じる。しかもそれがあまり知られていない」
「頻繁に使われている」
「安易に投与されている」
「漫然と長期的に使われやすい」
などに当てはまる薬について解説します。
誤解しないでほしいのは、これらの薬は「使ってはいけない」わけではありません。
必要なときは使うべきです。
しかし、いずれも、長く使い続けるメリットはありません。
それどころか、漫然と飲み続けることで、かえって体調を悪くしているケースが多く見られます。
ですから、これらの薬については、「必要な一時期だけ飲むのはいいけれど、
漫然と飲み続けるのはやめましょう」と呼びかけたいのです。
この本のタイトルが、「この薬、飲んではいけません」ではなく、
「この薬、飲み続けてはいけません」なのは、そのためです。
目次
第1章 なぜ、医師の私がこの本を書いたのか?
第2章 飲み続けてはいけない薬
第3章 飲み続けないほうがいいが、やめる際に注意が必要な薬
第4章 知っておきたい西洋薬の問題点
第5章 薬を飲み続けないために
特別付録 薬に関するQ&A
著者プロフィール
内山 葉子(ウチヤマ ヨウコ)
関西医科大学卒業・大学病院・総合病院で腎臓内科・循環器・内分泌を専門に臨床・研究を行った後、福岡県北九州市で葉子クリニックを開設、院長を務める。医学博士、総合内科専門医、腎臓内科専門医。全人的な医療に基づき、自然医療や漢方・機能性食品などの補完・代替医療と西洋医学、心のケアなどを統合的に行い、さまざまな分野の難治性疾患の治療を行う。著書に『子どもの病気は食事で治す』『毒だらけ』(評言社)、『免疫力をととのえる 薬膳酵素ごはん』『デジタル毒』『改訂増補版 おなかのカビが病気の原因だった』(ユサブル)、『腎臓をよくする食事』(三和書籍)、国光美香との共著に『発達障害にクスリはいらない』(三和書籍)などがある。