スウェーデン人の暮らしと考え
早川 潤一 著
四六判 上製 177ページ
本体価格 1400円
ISBN978-4-916037-28-2
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第一次・二次大戦を含め戦争を回避し、結果として180年間平和を継続させてきたスウェーデンは、素晴らしい理念の数々を実現させようとしている国である。未知なる二十一世紀の人聞社会のあり方の一つを提示してくれている。現在のスウェーデンを築きあげた政治とリーダー達の能力には驚嘆するしかない。日本を含めた世界が学習すべきことであろう。
目次
第一章 誰にとっても街は舞台である
ストックホルムへの旅
空から見た首都
ユースホステル
語学学校と学生寮
街のともしぴ
光のインテリア
船と島の国
人をながめる
小さな街の暮らしの交響曲
顔写真のある仕事場
白夜の広場と公園で
街は人生舞台
街のジョギング大会
高校卒業凱旋パレード
クリスマスムードの中のノーベル賞受賞式
ルシア姫
森を愛する人びと
プレゼントはサマ一ハウス
森の中のキャンプ場
ヨット
狩猟
第二章 社会が支える市民生活
難民安息の地
スウェーデン語学校は人生再出発の場
戦火を逃れてきたクラスメートたち
クロアチア人夫妻
ボスニア人の家族
イラク出身の一家
スリランカ出身の夫妻
スウェーデン人の生涯学習
生涯学習の国
授業料は無料
八十四歳の女性が学ぶ
さまざまの学習形態
グループ学習研究会
スウェーデンの性教育
生活に根ざした新聞・図書館
朝刊
夕刊
地域住民と密着した地方新聞
図書館は市民の文化・情報センター
生活と結びついた図書館
ゆとりと安心感のある交通機関
幼児の遊び場車両のある列車
バリアフリーの車両
ゆったり走るバスと乳母車の共存
高齢者福祉はスウェーデンの先進技術
高齢者施設
グループホーム
駅前ハウス
在宅サービス
住宅の改造
施設の職場環境
日本人見学者についての新聞記事
二十一世紀の社会と福祉
第三章 男女平等社会をめざして
スウェーデン女性の自慢の国
仕事と家庭の両立
安心して生きられる国
仕事場の女性
職業をもてる社会
残業のない勤務
「男女平等」の意味
男女平等という新しい社会
結婚と同棲
森の中の結婚式
同棲家族
第四章 運命か、自立の保障か
人間を生かす社会
人生のスタート地点にて
ハンディをもつ人の自立をアシストする
人間への援助とは
他国の子供たちを援助する
自分を生きる
生存保障の屋根の下で
美談の多い国、少ない国
社会保障は自立へのサポーター
税金と情報公開
税金を重荷と考える国、考えない国
平和への戦略
スウェーデンの中立政策
学ぶべき平和外交と国際協力
あとがき