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小林 利裕、寺中 平治、米津 克夫 著
B6判 204ページ
2000円+税
ISBN978-4-916037-07-7

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「論理学」に問題点を絞り、その中に広義の「論理学」、たとえば様相論理、規範論理、帰納法、科学方法論なども取り入れ、『論理学』として公刊した。また、本書で「論理学」を学ぶ方の便宜のため、できるだけ演習問題を多くし、必要に応じて解答例を示すことにした。これにより「伝統的論理学」が「記号論理学」の中にどう止揚され、「記号論理学」が帰納法、科学方法論などにどう発展するか、大体の見通しがつけられると思っている。

目次

第1章 伝統的論理学
 I 伝統的論理学
 II 思考の原理
  1 同一律
  2 矛盾律
  3 排中律
  4 充足理由律
 III 概念
  1 概念
  2 内包と外延
  3 区別と分類
  4 定義
  5 概念の種類
 IV 判断
  1 判断
  2 判断の種類
   (1) 定言判断
   (2) 仮言判断
   (3) 選言判断
  3 定言判断の概念の周延と不周延
 V 推理
  1 推理
  2 直接推理
   (1) 対当による直接推理
    (a) 矛盾対当
    (b) 反対対当
    (c) 小反対対当
    (d) 大小対当
   (2) 変形による直接推理
    (a) 換質法
    (b) 換位法
    (c) 換質換位法
    (d) 戻換法
  3 間接推理
   (1) 定言的推理
    (a) 式に関する規則
    (b) 格に関する規則
   (2) 省略定言的推理と複合定言的推理
   (3) 混合的仮言推理
   (4) 純粋仮言的推理
   (5) 選言的推理
   (6) 両刀論法
 VI 誤謬論

第2章 記号論理学
 I 命題論理
  1 要素命題と複合命題
  2 否定命題・連言命題・選言命題
  3 条件命題・双条件命題
  4 恒真式
  5 標準形
  6 完全標準形
  7 命題論理と推理
  8 命題論理の公理系
 II 述語論理
  1 命題の内部構造
  2 量化記号
  3 量化記号と作用域
  4 日常的命題の記号化
  5 述語論理の解釈と恒真式
  6 述語論理と推理(I)
  7 述語論理と推理(II)
  8 述語論理と推理(III)
 III 様相論理
 IV 規範論理

第3章 帰納法と科学方法論
 I 単純枚挙的帰納法
 II ベーコンの帰納法
 III ミルの帰納法
 IV 帰納法の原理
 V 仮説演繹法

参考文献
あとがき