
西鶴をつむぐ
中嶋 隆 著
四六判 376ページ
価格3,000円+税
ISBN978-4-86251-668-8
★ロバート・キャンベル氏、林望氏、古井戸秀夫氏激賞!!
★古井戸秀夫氏
ひと粒で二度美味しい短編集
★林望氏
『狂い花』の驚天動地 本書は西鶴よりはるかに深いところに到達している
西鶴の「はなし」に導かれて描き切った元禄の人情世界
★ロバート・キャンベル氏
私たちを静かに深く、そして正確にその町々の木戸の中まで連れていってくれる
井原西鶴の世界をモチーフに紡がれた短編小説集。
本書に収められた作品は、それぞれが西鶴の文学を出発点としながらも、現代的な感性と独自の発想によって、新たな物語へと昇華されている。
「狂い花」とは、初冬の小春日和に咲く季節外れの桜のこと。季節を超えて花開くように、本書の作品群もまた、西鶴の世界を自由に読み替え、多彩な表現で織り上げられている。
古典文学に親しむ読者はもちろん、小説そのものの面白さを味わいたい読者にも楽しめる一冊である。
目次
帰り花
子捨て乳母
棒振り虫
山の端の月
曼珠沙華
母の唐傘
小春の桜
意地張り心中
情けの賭け褌
著者プロフィール
中嶋 隆(ナカジマ タカシ)
〈略歴〉
1952年長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)。早稲田大学名誉教授。作家。NHKテレビ『古典への招待(西鶴担当)』講師。小学館文庫小説賞受賞。江戸時代文学・文化。
〈主な著書〉
『NHKブックス 西鶴と元禄メディア』(日本放送出版協会 1994)、『廓の与右衛門控え帳』(小学館 2007)、『はぐれ雀』(小学館 2014)、『ことばの魔術師西鶴』(共編 ひつじ書房 2016)、『西鶴「誹諧独吟一日千句」研究と註解』(文学通信 2023)、『古典新訳文庫 「好色一代男」』(光文社 2024)、『古典新訳文庫「世間胸算用」』(光文社 2025)、『小説史の十七世紀論』(ひつじ書房 2025)




