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江戸川 乱歩 著
A5判 344ページ
価格3,500円+税
ISBN978-4-86251-491-2

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 シリーズ第4巻「屋根裏の散歩者」は、表題作のほか、「心理試験」「芋虫」「二銭銅貨」の4篇を収載。「屋根裏の散歩者」は、無気力で、何にも興味を示さず退屈な日々を送っていた郷田三郎が、引越し先の下宿で偶然、屋根裏に入れることに気づき、その日から三郎の屋根裏の散歩が始まる。屋根裏から他人の生活を盗み見る三郎は興奮に酔いしれていく。ある日、屋根裏から恐ろしい犯罪を思いつき完全犯罪を企てる。そこで、名探偵明智小五郎の登場。「二銭銅貨」「心理試験」は、乱歩初期の作品。「芋虫」は、戦前の作品として、発禁となった問題作である。

目次

屋根裏の散歩者
心理試験
芋虫
二銭銅貨

著者プロフィール

江戸川 乱歩(エドガワ ランポ)
1894(明治27)―1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

大活字本シリーズ 江戸川乱歩