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子どもにおける矛盾の意識化と克服
J.ピアジェ 著/芳賀純ほか 訳
A5判/上製/ 396頁
本体6,000円+税

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内容

ピアジェの「発生的認識論」は、I. プリゴジンやH.フォン=フェルスター、S.パパートといった人々から異口同音に共感を寄せられ、関心を集めている。本書はジュネーヴの「国際発生的認識論センター」紀要第31・32巻の全訳であり、『認知構造の均衡化』(同紀要33巻)と並んで、発生的認識論の基本概念である「均衡化」の理解に欠かせない重要文献である。

目次

序文
序論
第1部 子どもの矛盾のさまざまな形態
 第1章 閾下差異の推移律と加法性
  協力者 A.プリンゲ
 第2章 部分の合成における矛盾
  I部 空間的な合成
   協力者 J.J.デュクレ
  II部 論理的矛盾と異質な形態の合成に関する補足
   協力者 A.アンリケスークリストフィード
 第3章 二重逆転にみる不合理に対する反応
  協力者 マドロン・ロベール
 第4章 バネを使用した実験における矛盾
  協力者 A.ミュナリ、I.パバンドロプル
 第5章 予想が確認されないのを前にしてのさまざまな態度
  I部 上昇の逆説的現象における矛盾
   協力者 タリア・ヴェルゴプ一口
  II部 機械的な曲線
   協力者 Cl.Lボネ
 第6章 観察できる諸事実の協調化における矛盾(天秤)
  協力者 C.カミイ、S.パラ-ダヤン
 第7章 鏡映の逆転と屈折の解釈における一貫性の発展
  協力者 ジャン=ポール・ブロンカール、アンドレ・カッタン

第2部 肯定と否定の関係
 第8章 包含関係の誤った相称性から生じる矛盾
  協力者 J.モンタンジュロ
 第9章 2つの集合間の一方向的な単純移動と相互的な移動
  I部 対応する2系列の一方から他方へのコインの単純移動
   協力者 アンドルーラ・アンリケスークリストフィード
  II部 交換のメカニズム
   協力者 G.セレリエ、D.モリス
 第10章 接触と分離
  I部 空間的配置構成における対象相互の接触
   協力者 ロベール・メイエ
  II部 オオカミとヤギとキャベツ
   協力者 オディール・モシマン
 第11章 矛盾と量の保存
  I部 矛盾と連続量の保存
   協力者 クリスティーヌ・オテーナン-ジラール
  II部 対応の反復と矛盾
   協力者 S.ユザン
 第12章 矛盾と空間的・運動学的な保存
  I部 長さの評価における葛藤事態
   協力者 M.ラバルテ
  II部 長さの保存と錯視
   協力者 Ch.ジリエロン
  III部 流量の保存
   協力者 アレックス・ブランシェ
 第13章 いっぱいと空っぽ
  協力者 アンドルーラ・アンリケス-クリストフィード
 第14章 《ほとんどない》に関する矛盾
  I部 定規の移動と塩粒の重さ
   協力者 タリア・ヴェルゴプ一口
  II部 紙片を積み重ねる課題
   協力者 C.ダミ
 第15章 外的要因が重なった場合の矛盾
  I部 相対運動
   協力者 タリア・ヴェルゴプ一口
  II部 2つの要因を結びつけるときの否定〈…だけではない〉の役割
   協力者 M.ゲノッティ-アマン
  III部 3要因の組み合わせ
   協力者 J.ド・ラノワ
一般的な結論
 I 予備的考察
 II 矛盾の性質
 III 矛盾の別の分類
 IV 矛盾の克服
 V 矛盾と均衡化
 VI 肯定と否定
 VII 肯定と否定の水準
 VIII 行為間の矛盾
 IX 下位システム間の矛盾
 X 矛盾と操作
訳注
訳者あとがき