痛圧刺激法による新しい臨床治療
長田 裕 著
B5判 並製 308頁
9000円+税
ISBN978-4-86251-110-2 C3047
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経絡(ツボ)を鍼や針で刺す鍼灸治療と異なり、鍼や針を使わない治療法としての無血刺絡法を考案し、また西洋医学の神経解剖学でいうデルマトームに東洋医学の経絡をミックスさせた髄節刺激理論による新しい治療法を長田裕医師が創案した。無血刺絡は皮膚を押圧することにより、自律神経調整法を人体に最小限度の刺激で最大効果を得ることのできる点が従来法と異なるところである。
目次
推薦(安保 徹/福田 稔)
はじめに
Section I 無血刺絡療法(Pressing Pain Stimulation Therapy)
[1}刺絡とは
1.刺絡の意味
2.瀉血刺絡療法
[2]無血刺絡と無血刺絡類似療法
1.無血刺絡法(=痛圧刺激法) Pressing Pain Stimulation Technique(PPST)using a Pointed Tweezers
2.無血刺絡類似療法 Dermal Stimulation Technique without using a Needle
[3]標治法と本治法
[4]無血刺絡法(PPST)は本治法の変法である
[5]白血球の自律神経支配の法則から見た無血刺絡法におけるリンパ球推移
[6]無血刺絡法(PPST)用具解説
[7]無血刺絡法(PPST)の利点・欠点
[8]無血刺絡法(PPST)による井穴刺激効果
[9]無血刺絡法(PPST)の刺激回数
[10]無血刺絡法(PPST)の反応態度
[11]無血刺絡法(PPST)の効果判定
[12]無血刺絡法(PPST)直後の副交感反応遅延または不応例
[13]無血刺絡法(PPST)の初期無効例、不変例
1.初期無効例
2.無血刺絡法(PPST)の不変例
[14]無血刺絡法(PPST)のリバウンド 24
[15]無血刺絡法(PPST)の手技順序 30
Section II 髄節刺激療法(Dermal Segmental Stimulation Therapy)
[16]髄節刺激理論とは Dermal Segmental Stimulation Method
[17]髄節刺激療法とは Dermal Segmental Stimulation Therapy(DSST)
[18]髄節刺激療法の手技分類 Technical Classification of Dermal Segmental Stimulation Therapy
[19]髄節刺激療法刺激部位別分類
[20]デルマトームと髄節とは
[21]各種デルマトーム図
[22]上肢のデルマトーム
[23]下肢のデルマトーム
[24]Keeganのデルマトームの正当性?
[25]Keeganのデルマトームと足の太陽膀胱系を融合させた8分割傍脊椎髄節パート図(One 8th Divided Para-spinal Dermal Segmental Part=Para-spinal DSP)
[26]8分割傍脊椎髄節パート(Para-spinal DSP)の名称
[27]8分割傍脊椎髄節パートにおける刺激点作成経過
[28]8分割傍脊椎髄節パート図解説
[29]各臓器及び組織の髄節と髄節パートとの関連
[30]百会パート(Hyakue Part=H-P)
[31]脳パート(Brain Part=B-P)
1.脳パート(Brain Part=B-P)
2.百会パート・脳パートの中の三叉神経末梢性分布図と髄節支配図
3.三叉神経核性分布の詳細
[32]首パート(Neck Part=N-P)
[33]肩パート(Shoulder Part=S-P)
[34]背パート(Thoracic Part=T-P)
[35]肝胃パート(HepatoGastric Part=HG-P)
[36]腰パート(Lumbar Part=L-P)
[37]仙骨パート(Sacral Part=Sc-P)
[38]温熱療法 Thermotherapy
[39]髄節刺激療法(DSST)のまとめと実例写真について
[40]症状疾患別無血刺絡部位選択表(今までに治療した疾患名)
[41]髄節刺激療法の治癒メカニズムを福田?安保理論から考察する
1.交感神経の害がどこに存在するのか
2.交感神経の害の発見と至適髄節パート選択
3.髄節刺激治療の治癒へのメカニズム仮説
4.「白血球の自律神経支配」と無血刺絡治療回数決定
5.無血刺絡開始前後のリンパ球変動について
6.代償性リンパ球症
Section III その他の髄節刺激療法
Other Dermal Segmental Stimulation Therapies
[42]耳パート(Ear Part=Ear-P)
1.耳鳴り・難聴疾患
2.耳鳴り・難聴疾患の髄節パート(Ear Part=Ear-P)
3.耳鳴り難聴疾患の治療方針
4.耳鳴り難聴疾患の効果判定
5.耳鳴り・難聴疾患の有効症例集
6.電子鍼
[43]眼パート(Eye Part=Eye-P)
1.眼科疾患
2.眼科疾患の髄節パート(Eye Part=Eye-P)
3.眼科疾患の治療方針
4.眼科疾患の効果判定
5.白内障を除く有効症例集
[44]鼻パート(Nose Part=No-P)と口腔パート(Oral Part=O-P)
1.歯・口唇・鼻の疾患
2.鼻疾患の無血刺絡 眼・鼻パート(Eye・Nose Part=Eye・No-P) 順序1
3.鼻疾患の無血刺絡 眼・鼻パート(Eye・Nose Part=Eye・No-P) 順序2
4.口腔疾患の無血刺絡 眼・口腔パート(Eye・Oral Part=Eye・O-P)
5.歯・口唇・口腔・鼻の疾患の治療方針
6.有効症例集
Section IV 無血刺絡局所髄節刺激療法と無血刺絡末梢神経刺激療法(Focal Dermal Segmental Stimulation Therapy and Peripheral Nerves Stimulation Therapy with Pressing Pain Sensation)
[45]概 説
[46]膝パート(Knee Part=K-P)神経支配:L3・4・5
[47]脛骨神経パート(Tibial Nerve Part=Ti-P)神経支配:L3・L5・S1・2
[48]足パート(Foot Part=F-P)神経支配:L4・5・S1・2
[49]肩関節パート(Shoulder Joint Part=Sh-P)神経支配:C5・6・7・8・T1
[50]無血刺絡による末梢神経刺激療法 Peripheral Nerves Stimulation Therapy with Pressing Pain Sensation
[51]末梢神経刺激ポイント分類 Various Pressing Pain Stimulation Points to the Peripheral Nerves
[52]腕神経叢ポイント:BrPl-P(Brachial Plexus Point)
[53]SCMポイント:SCM-P(Sternocleidomastoid Point)
[54]腋窩神経ポイント:AXN-P(Axillary Nerve Point)
[55]橈骨神経ポイント:RN-P(Radial Nerve Point)
[56]内側前腕皮神経ポイント:MABN-P(Medial Antebrachial Cutaneous Nerve Point)
[57]筋皮神経ポイント:MCN-P(Musculocutaneous Nerve Point)
[58]橈骨神経手首ポイント:RNW-P(Radial Nerve at the Wrist Point)
[59]正中神経ポイント:MN-P(Median Nerve Point)
[60]尺骨神経ポイント:UN-P(Ulnar Nerve Point)
[61]大腿神経ポイント:FN-P(Femoral Nerve Point)
[62]外側大腿皮神経ポイント:LFCN-P(Lateral Femoral Cutaneous Nerve Point)
[63]伏在神経ポイント:SaN-P(Saphenous Nerve Point)
[64]総腓骨神経ポイント:CPN-P(Common Peroneal Nerve Point)
[65]浅腓骨神経ポイント:SPN-P(Superficial Peroneal Nerve Point)
[66]深腓骨神経ポイント:DPN-P(Deep Peroneal Nerve Point)
[67]後脛骨神経ポイント:PTN-P(Posterior Tibial Nerve Point)
[68]腓腹神経ポイント:SuN-P(Sural Nerve Point)
[69]上殿皮神経ポイント:SClN-P(Superior Cluneal Nerve Point)
[70]中殿皮神経ポイント:MClN-P(Middle Cluneal Nerve Point)
[71]胸腰筋膜ポイント:TLF-P(Thoracolumbar Fascia Point)
SectionV 各論
[72]パーキンソン病
1.交感神経の害はどこにあるか
2.どのようにして脳内副交感神経を刺激できるか?
3.パーキンソン病における無血刺絡髄節パート
4.血中ドーパミン濃度とリンパ球との関連
5.有効判定には血中ドーパミン濃度かリンパ球比率か? の考察
6.無血刺絡療法の改善結果まとめ
7.既治療患者の減薬方法
8.既治療患者で施術を中断した(打ち切った)例
9.代償性リンパ球症を呈する患者の対処法
10.エルドーパはパーキンソン病を救えるか?
11.今後の展望
12.私の使うヤール重症度簡易分類表
[73]首肩こり症
[74]梨状筋症候群
[75]腰痛症と間欠性跛行
1.腰痛症
2.間欠性跛行
[76]膝関節痛
[77]夜間頻尿・生殖器関連疾患(前立腺肥大・神経性頻尿等)
[78]肩関節周囲炎
[79]認知症・不眠症・頭痛
1.認知症
2.不眠症
3.頭痛
[80]内臓疾患
1.無血刺絡では内臓疾患をどう捉えるか
2.糖尿病
3.高血圧症
4.高脂血症
5.腎機能低下例
[81]関節リウマチ・膠原病
1.無血刺絡での方針
2.施術選択髄節パート
3.治療成績
4.症例報告
5.治療展望
[82]痛み・痺れ・冷え・だるさ・むくみの臨床
1.無血刺絡治療で見た痛みと痺れの関係
2.痛み・痺れを自律神経の観点から見る
3.むくみ・痛み・痺れ・冷え・だるさ・痙攣のまとめ
4.実症例での臨床
5.ヘルペス後神経痛
[83]特殊疾患、難病など
1.RSD症例:38歳 男性
2.掌蹠膿胞症例:68歳 男性
3.強皮症例:57歳 女性
4.シェーグレン症候群例:62歳 女性
5.尋常性乾癬例:61歳 女性
6.脳卒中後遺症例:45歳 男性
7.脊柱管狭窄症例:68歳男性
8.がん
SectionVI ケースレポート
[84]ケースレポート項目内容説明(内容や、記号、略語、アルファベットの解説)
[85]1年間無血刺絡法による髄節刺激療法成績一覧
[86]ケースレポート 認知症(痴呆症) 髄節パート考案の原点(1)
[87]ケースレポート 頻尿 髄節パート考案の原点(2)
[88]ケースレポート 頭痛・不眠
[89]ケースレポート 耳鳴り
[90]ケースレポート 肩こり
[91]ケースレポート 坐骨神経痛 椎間板ヘルニヤ
[92]ケースレポート 腰痛 坐骨神経痛 梨状筋症候群に脊髄動静脈奇形合併した症例
[93]ケースレポート 膝関節痛(術後) 髄節パート(DSP)刺激のみの例
[94]ケースレポート 膝関節痛 局所刺激療法追加例
[95]ケースレポート 下腿浮腫 下腿リンパ浮腫
[96]ケースレポート 頻尿 神経性頻尿
[97]ケースレポート 夜間頻尿・耳鳴り・難聴 前立腺肥大
[98]ケースレポート 夜間頻尿 切迫性尿失禁
[99]ケースレポート 五十肩 髄節パート(DSP)刺激と局所刺激の組み合わせ
[100]ケースレポート 手の痺れ 尺骨神経麻痺
[101ケースレポート 頭髪薄毛症
[102]ケースレポート シェーグレン症候群
[103]ケースレポート 不定愁訴症候群 洟が鼻の奥に流れ
[104]ケースレポート 嗅覚低下
[105]ケースレポート 口唇の痛みと痺れ
[106]ケースレポート パーキンソン病治癒例 既治療例
[107]ケースレポート パーキンソン病 既治療例
[108]ケースレポート パーキンソン病 未治療例
[109]ケースレポート パーキンソン病 未治療例
[110]ケースレポート 掌蹠膿胞症
[111]ケースレポート 関節リウマチ・不定愁訴症候群
[112]ケースレポート 関節リウマチ
[113]ケースレポート 強皮症
[114]ケースレポート RSD(反射性交感神経性萎縮症)
[115]ケースレポート 陰股部痺れ(血管撮影後後遺症)
付録:DSP選択早見表
索引
参考文献