吉川 英治 著
A5判 732ページ
価格4,200円+税
ISBN978-4-86251-547-6
吉川英治の超大作!「三国志」の第9巻「出師の巻」を収載。
大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。
第9巻は華佗の関羽治療から、孔明の第一次北伐出陣までを描いている。
目次
骨を削る
建業会議
呂蒙と陸遜
笠
荊州変貌
鬢糸の雪
月落つ麦城
蜀山遠し
草喰わぬ馬
国葬
成都鳴動
梨の木
曹操死す
武祖
七歩の詩
私情を斬る
改元
蜀また倣う
桃園終春
雁のみだれ
呉の外交
この一戦
冬将軍
尉霊大望
一書生
白帝城
石兵八陣
孔明を呼ぶ
遺孤を託す
魚紋
蜀呉修交
建艦総力
淮河の水上戦
南蛮行
南方指掌図
孟獲
輸血路
心縛
孔明・三擒三放の事
王風羽扇
毒泉
蛮娘の踊り
女傑
歩く木獣
藤甲蛮
戦車と地雷
王風万里
鹿と魏太子
出師の表
著者プロフィール
吉川 英治
1892年〈明治25年〉 – 1962年〈昭和37年〉。本名:吉川 英次。
様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。
代表作に『宮本武蔵』や『新・平家物語』がある。