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尿のpH

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生活習慣によって大きくpHが変動する

健常者の尿は、ほとんどが弱酸性(pH6.0〜6.5前後)です。しかし、尿のpHは食べ物や運動などの生活習慣によって大きく変動するので、健常者でもpH4.5~8.0の間で変動します。アルカリ尿と診断されるのはpH8.5以上、酸性尿と診断されるのはpH4.5以下とされています。

肉食動物の尿は酸性側で、猫だとpH5.5 ~7.0くらいだそうです。草食動物之尿はアルカリ性側で、ウサギだとpH7.6~8.8くらいだそうです。

アルカリ性食品であるか、酸性食品であるかは、食品に含まれる「ミネラル」が酸性かアルカリ性かで判断します。リンや硫黄を含む食品は「酸性」、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムを含む食品は「アルカリ性」となります。

通常、動物性食品を摂取した場合は酸性に傾き、野菜などの植物性食品を摂取した場合はアルカリ性に傾きます。

尿を酸性にする食品
肉、卵、魚介類、白米など

尿をアルカリ性にする食品
海藻類、野菜、果物など

血液のpHはほぼ一定に保たれている

「酸性食品の摂り過ぎで血液が酸性になる」などと聞きますが、酸性食品やアルカリ性食品を食べたからといって血液のpHがどちらかに傾くことはありません。血液のpHは、7.35〜7.45の間に保たれています。

睡眠中は肺での換気が低下して、二酸化炭素が体内に蓄積されるため、尿は酸性に傾きます。また、激しい運動を行うと、体内で大量に乳酸が発生し、その影響で尿は酸性に傾きます。

尿が酸性だと、腎結石や尿管結石などができやすくなるため、結石ができたことのある方や尿酸値の高い方は、食事に気をつけてアルカリ性に近づけましょう。

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