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理性と感性
山岸健 責任編集(著/文)
A5判   480頁  上製
定価 4,800円+税
ISBN 978-4-86251-010-5 C1036

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今日にいたるまで社会学には、さまざまな道が見られたのである。一筋の道である社会学には、多岐にわたって、さまざまな道が見出されるのである。〝社会学の饗宴〟のふたつのタイトル、『風景の意味』 そして『逍遥する記憶』─このそれぞれのタイトルは、人間と世界、人間と社会、人間と文化、時代と人間、人間の条件、多元的現実……などといういくつものモチーフと結ばれているのである。

目次

<まえがき>  山岸 健

I
死別の社会学序説  有末 賢
資本主義初期ドイツ企業家の自伝に見る価値観と理想的人格像  伊藤 美登里
──ヴェルナー・フォン・ジーメンスを事例として──
在宅の看取りと家族  大出 春江
出て、生きる技法とは  岡原 正幸
──障害者の自立生活が魅惑するもの──
「役割としてのスティグマ」を考える  片桐 雅隆
インターフェイスと真正性  北澤 裕

II
身体と相互行為秩序  草柳 千早
視線の日本近代  櫻井 龍彦
──対人感覚の文化史序説──
社会学、死、近代社会  澤井 敦
経営組織論の社会学的課題  鈴木 秀一
──近代文化と企業の役割──
日本人の人間関係と「個人」の問題  高橋 勇悦
環境への身構え/未来への開かれ  西脇 裕之
──身体的コミュニケーションの可能性──
現代産業社会の中での個人化と階級  平林 豊樹
感情コミュニケーション論の展開  船津 衛

III
障害者介助実習の実践学  水川 喜文
──障害者自立生活のカテゴリーと介助シークエンス──
親密な経験の非対称性、あるいは疲れと眠り  矢田部 圭介
──「白河夜船」によせて──
G・H・ミード科学方法論における個人の位置  山尾 貴則
旅と人間  山岸 健
──トポスと道と風景──

著者プロフィール

山岸健[ヤマギシタケシ]
1934年、新潟県生。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了、社会学博士。大妻女子大学人間関係学部教授、慶應義塾大学名誉教授

草柳千早[クサヤナギチハヤ]
1959年、愛知県生。慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。大妻女子大学社会情報学部

澤井敦[サワイアツシ]
1962年、愛知県生。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。慶應義塾大学法学部政治学科教授