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付録:内在的価値の概念/自由意志
G・E・ムア(著/文)
泉谷周三郎 寺中平治 星野 勉 訳
A5判   418頁  上製
定価 6,000円+税
ISBN 978-4-86251-076-1 C3012

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内容

 1903年にはじめて出版されたG・E・ムアの『倫理学原理』(Principia Ethica)は、20世紀における倫理学理論の出発を決定づけるものとなった。リットン・ストレイチーは、この本の出版をもって、「理性の時代のはじまり」にすると宣言した。メイナード・ケインズは、これは「プラトンよりすぐれている」と書いた。最初、この本の影響は、主としてブルームズベリー・グループにとどまっていた。ブルームズベリー・グループは、この本を芸術と愛の価値の賞賛のために取り上げたのである。

 しかし後になって、広く分析倫理学的理論の古典的なテキストとして認められるようになり、また今でもそうである。ムアの有名な議論は、これまでの倫理学理論は「自然主義の誤謬」を犯してきたというものである。この誤謬を避ける目的でなされたムア自身の理論には、内在的価値をもった種類のものについての議論と、われわれが行わなければならない種類の行為についての議論が含まれている。

 ここに『倫理学原理』の本が再版されるが、この本には、計画されたが完成しなかった第2版のためにムアが書いた、これまで未公刊の序文が含まれている。完成はしなかったけれども、ここに彼自身の著作について再考した結果が述べられていることは明らかである。またこの本には、ムアの後期の倫理学上の著作から採られた、「自由意志」と「内在的価値の概念」という2つの重要な論文と、トーマス・ボールドウィンによる新しい序文が含まれている。この新しい版が、より広く、ムアの著作と倫理学理論を研究するすべての学者と学生に読まれることを期待する。

目次

はしがき
編者序文
第二版序文

初版序文
初版 内容目次
第一章 倫理学の主題
第二章 自然主義的倫理学
第三章 快楽主義
第四章 形而上学的倫理学
第五章 倫理学の行為に対する関係
第六章 理想

付録 内在的価値の概念
   自由意志
   『倫理学原理』と『倫理学の基礎原理』との関係

訳者あとがき

索引