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体調と免疫のメカニズム
安保 徹(著)
B5判   246頁  並製
定価 6,500円+税
ISBN 978-4-916037-66-4 C3047

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内容

多くの病気はストレスを受けて免疫抑制状態になって発症するが、ストレスをもっとも早く感知するのは免疫系である。末梢血のリンパ球比率やリンパ球総数は敏感にストレスに反応している。しかし、ストレスとリンパ球数の相関を教育現場で学ぶことは少ない。本書は、リンパ球数/顆粒球数が多くの病気の発症メカニズムに関わっていることを詳細に説明するとともに、消炎鎮痛剤の害やそのほかの薬剤の副作用についても解説している。特に自己免疫疾患の治療においては、本書の知識が大いに役立つはずである。

目次

1.気圧と疾患(虫垂炎)
2.白血球膜上に発現する自律神経レセプターと白血球の生体リズム
3.感染による白血球の変化,そして体調
4.神経,内分泌,免疫系の連携の本体
5.新生児に生理的に出現する顆粒球増多と黄疸の真の意味
6.胃潰瘍発症のメカニズム
7.妊娠免疫の本体
8.ストレス反応の男女差そして寿命
9.アレルギー疾患になぜかかる
10.癌誘発の体調と免疫状態
11.東洋医学との関連
12.骨形成と免疫の深い関係
13.免疫システムと女性ホルモン
14.自己免疫疾患の発症メカニズム
15.担癌患者とNK細胞
16.ストレス,胸腺萎縮,回復時の自己反応性T細胞の産生
17.副腎の働き
18.ステロイドホルモン剤の副作用の新しい事実
19.リンパ球はなぜ副交感神経支配を受けたか
20.傷負け体質のメカニズム
21.臓器再生,免疫,自律神経の同調
22.尿中カテコールアミン値と顆粒球そして血小板
23.老人の免疫力
24.内分泌攪乱物質の免疫系への影響
25.妊娠前の免疫状態と不妊
26.免疫系の年内リズム
27.アトピー性皮膚炎患者のためのステロイド離脱
28.腰痛,関節痛,そして慢性関節リウマチの治療
29.再び,胃潰瘍,アトピー性皮膚炎,慢性関節リウマチについて
30.膠原病,自己免疫病に対するステロイド治療の検証

著者プロフィール

安保 徹(アボ トオル)

昭和22年10月青森県生まれ。東北大学医学部卒業後、昭和47年、青森県立中央病院に内科研研修医となる。昭和49年、東北大学歯学部微生物学の助手となり、昭和54年、米国アラバマ大学に5年間留学。留学中の昭和55年、T細胞が胸腺だけでなく肝臓や腸管上皮でもつくられていることを発見した。平成3年から新潟大学医学部の教授をつとめながら、平成8年には自律神経支配のメカニズムを明らかにし、さらに平成12年にはマラリア感染とT細胞との関係をも明らかにした。発表論文は英語だけでも250を超える国際的な免疫学・医動物学者。1980年ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体(Leu‐7)の作製。1990年胸腺外分化T細胞の発見。1996年白血球の自律神経支配の発見ほか。

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